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8月29日 親父が亡くなって一年が経ちました。お袋の時よりも この一年は
長かった気がします。理由は分かりませんが そんな気がするのです。しかし
やはり 親がいない事は寂しいことです。親父もお袋も 心の中では生きていますが
現実に顔を見たいと思ってしまいます。
先日 東京の河合さんからメールをいただきました。内容は 水巻さんは
どう思いますか?というものです。
有名な元プロ野球選手が 「千本ノックやしごきは 必要のないものだ」と
話されていた事に疑問を持たれたようです。その人は 一球一球に集中して
練習することが大切で 千本ノックには あまり意味がないという意見だったそうです。
河合さんの意見は ある程度は必要ではないかということでした。
私は 絶対に必要だと思っています。千本ノックも しごきも。
行き過ぎたしごきには 問題がありますが 千本ノックなどは 人間を成長させて
くれるものだと思っています。
その理由は 人間最初は 誰でも 出来ないところから始めているからです。
つまり 経験(練習)を重ねて いろいろなことが出来るようになるのです。
同じ事を続けることから 無意味に思えても(頭で考えている) 思考からは
創造できないものを 体に染み付けられるようになると 私は思います。
私も20代前半の頃は このプロ野球選手と同じように思っていました。
「人間の集中力は 30分しか続かないのだから だらだらやっていても意味がない」と。
その頃は それで上手くなれているつもりでした。ある時 この集中力の話で
ある心理学者の先生に 面白い話を聞きました。
「人間 一つのことを続けていると 最初は集中しているが 飽きてきます。それでも
同じ事を続けていると また集中します。また続けていると また飽きてくる。
その集中と 飽きを繰り返えします。その続けていることに もっと上手くなりたいとか
何かを成し遂げたいというような強い願望があると 集中と飽きの繰り返しのなかで
集中の時間が長くなり 飽きの時間が短くなり 何回も繰り返していると ずっと
集中して 一つのことを続けられるようになるのです。」このことを聞いた時は 正直
「本当かな?」と思いました。しかし 試合のあとの練習場で このことを意識して
飽きても続けてみようと練習していると そのうちに 気がつくと暗くなっていることが
よくあるようになりました。パッティングの練習では 気がつくと3時間経っていたという
こともよくありました。アメリカに移ってからは タイガーの練習姿も見ましたが 彼は
プロになった頃 パッティングが下手(下手といっても超一流ではないということ)で
よく練習をしていました。ある時 アイルワースの練習グリーンで 上りの2mぐらいの
ラインのところの同じ場所で 6時間ぐらい同じ練習をしているのを見たことがありました。
あのレベルになると集中することが出来るようになるようです。つまり一流の人間には
千本ノックやしごきは 必要ないと思います。しかし この一流といわれる人は
人間の1%以下だと思います。
90%以上の人は 若いうちに 千本ノックやしごきのようなことを経験したほうが
プラスになると私は思います。30歳を過ぎたら やらないほうがいいと思いますが(笑)
千本ノックで 物事を続けるという強い気力や 自分が勝手に限界だと思っている体力を
向上させる・・・。しごきは理不尽ですが この理不尽なことに耐える忍耐力を養う・・・。
若い時(世間を知らないとき)ならば耐えられるものです。これらを経験することによって
大人の社会に出ても 一人の人間として強く生きていけるのだと思います。
社会とは 思い通りにはいかないものですから。
千本ノック 好きだな---。その時には意味がないようだけど 必ず あとの人生に
役立っているだろうな-。
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