水巻ブログ
2008年02月29日
 タイガー・ウッズ

 もう3月になり 春はすぐそこです。日本のゴルフツアーは まだ始まりませんが アメリカでは カリフォルニアシリーズも終わり フロリダシリーズが始まりました。前半の8試合が済んだ時点で 早くも 今年もやはりタイガー中心で 1年間が過ぎていきそうな展開です。8試合のうち2試合に出場して 2試合とも優勝と 例年以上の強さを見せてくれています。今回は このタイガーの強さについて 少しお話したいと思います。
 彼の強さは 精神力が強いことです。これには2つ要因があると思っています。
ひとつ目は ゴルフが上手くなりたいという欲望からのものです。アメリカには 子供達が ゴルフをプレーするのに すばらしい環境があるということと アーノルド・パーマー達の力で出来た ゴルフチャンネルという ゴルフ専門のテレビ局などがあり ゴルフの情報を 誰でもが簡単に見たり聞いたり出来るようになったことが大きなことだと思っています。最近では 日本のゴルフ場でも ジュニア育成に協力してくださるようになってきましたが アメリカでは 午後の2時・3時過ぎには 子供達に安い料金で プレーをさせてあげたり 芝の上からの練習 広いアプローチグリーンでの練習が出来たりと 練習環境が充実しています。そしてメディアを通じて 現在行われているトーナメントだけではなく 過去のトーナメントを見たり 過去にどんな選手が強かったのか どんな選手がいたのかなど たくさんの情報を得ることが子供のうちから出来ます。パーマー 二クラウス ベン・ホーガンなど 過去に活躍していた選手のこと。どんな記録があるのかとか 興味のある子供達は 情報通になることができ タイガーのように メジャーで 二クラウスの記録を破るという目標を立てることも出来るのです。アメリカは 国自体の歴史が浅いので 歴史をとても大事にし 歴史の重要性をわかっているような気がします。日本では スポーツだけではなく いろいろな分野でも 大人が歴史を大事にしようという気持ちが少ないのではないでしょうか。スポーツで言えば 過去にどんなすばらしい選手がいたのか どんな記録があるのか もっと子供達に教えるべきだと思います。 
 タイガーのことに戻りますが ふたつ目は 育ってきた環境が 彼を精神的に強くしました。アメリカでは 人種差別がはっきりとあります。あるがために平等をアピールします。ヨーロッパ系アメリカ人。アフリカ系アメリカ人。スパニッシュ系アメリカ人。アジア系アメリカ人など たくさんの人種がいます。その中で ヨーロッパ系アメリカ人が どうしても強く 他の人たちは 差別を受け そのことで精神的に強くなっていくのです。タイガーだけではなく 日本人の今田竜二くんも 私の息子も・・・。自分で頑張っていかないと 上には這いあっがっていけないのです。
 その上にタイガーは 精神力の強さだけではなく 身体的な能力も素晴しいのです。手足が長いこと。=クラブを振るのに有利。やわらかい筋肉を持っていること=トレーニングを激しくしても 筋肉が固くなりにくい。等々の理由で バランスの良いスイングをしやすいのです。
 そして最後に 結婚をして子供が出来て 男として逞しくなったことも 一段と強くなった原因だと思います。
 30歳を超えた現在 歴代4位の63勝。怪我をしなければ間違いなく メジャー19勝。通算100勝は達成するでしょう。 初めてアイル・ワースで タイガーとオメーラとジョン・クックとコースをプレーした時のことを思い出しました。「ハンデくれなきゃ こいつとは勝負にならない」と思ったことを。
 どこまで行くんだ タイガー!!!。

2008年02月18日
 速ければいいというものでもなく

 京都・亀岡は雪の朝を迎えています。うちの旅館・翠泉の窓から見える雪は 東京で見ていた雪とは違い 空からゆっくりと落ちてきます。そのゆっくりとしたスピードを見ていると 気持ちがのんびりとして 外は寒いのですが 心は温かくなってきます。そして今 薄日が差してきましたが 舞っている雪にあたり キラキラし始めてきました。なんてきれいなのでしょうか。
 昨日 東京マラソンが行われました。以前から日本でも 市民マラソンはありましたが これだけの大きな大会は 昨年から始まったこの大会だけだと思います。テレビで見ていましたが 42.195kmの間には いろいろなことが起こり 駅伝同様 見ていて楽しいスポーツです。走ったことのある人にとっては 参加したほうがもっと楽しいと言われそうですが 現時点では 走りたいとは思えません。マラソンを走っている人を見ていると 誰もが30kmから35kmあたりで 人が変わったように 体が動かなくなっつていくようです。先月行われた 女子マラソンでの福士選手のように 35km過ぎで 全く前へ足が出なくなってしまい 何回も倒れながらゴールしていた姿が思い出されますが 2時間30分ぐらいの速いスピードで走る人たちだけではなく 5時間・6時間かけてゆっくりと走る一般のランナー達も 30km過ぎで足が動かなくなっていたように見えました。それでも走る。記録を争う競技マラソンで 走り続けることは分かりますが 一般ランナーが動かなくなりそうな足を引きずりながら リタイアしないのは 何故なのでしょうか。走ったことのない私にはよく分かりませんが 最後まで走りきることで 何かをつかめるものなのかもしれません。私の知り合いで 手嶋 雅夫さんという方がいます。現在50歳ですが 40歳を過ぎて初めてマラソンに挑戦し 完走しました。タイムは5時間前後だったと思いますが 走る前と 走りきった後では 考え方が変わったのだそうです。達成感というか やりっきたというか 自分はできたんだというか そんな感覚なのでしょうか。自分の限界に挑戦しようという マラソンって 凄いものですね。手嶋さんは 今年の東京マラソンは他の人達に譲って 出場しなかったみたいですが 昨年は東京とホノルルマラソンに出たそうです。
 実は この手嶋さんと一緒にスポーツイベントを行います。スポーツオフライフゲームズというもので アスリートが頂点を争うというものではなく 「気の会う仲間達」で参加するスポーツフェスティバルです。日程は11月で 東京の駒沢公園などを借り切って 4日間行う予定になっています。バレー・バスケ・サッカー・野球・ドッジボール・綱引きなど チームで楽しめるものをやります。詳しくは このブログでも どんどん書いていきたいと思います。お楽しみに。

2008年02月08日
 感性の大切さ

 宮里 藍ちゃんが  オーストラリアで 2008年をスタートさせました。昨シーズンの中盤から調子を崩し なかなか上手くいってなかったようですが 初日をアンダーパーで終え 本人もひと安心だと思います。もともと バックスイングをシャットフェイスで上手に打っていたのに ビデオを見たり 他の人のアドバイスを聞いて気になったりしてきて 本人がもっとうまくなりたいとか いいスイングにしなければとか思い スイングを直し始めたのがスランプの原因らしいのですが これは若い時に成功している人によくあるパターンです。その理由は 私達は競技者で いい結果を求めるために 毎日練習をしながら感性を磨いています。決して いい動き(スイング)の競い合いをしている訳ではないのです。いい動きにしようとしすぎると 今まで蓄積してきたいい感性をなくしてしまうのです。つまりトーナメントを戦っているプロゴルファーは職人なのです。タイガーも職人なのです。ですから スイングを作り上げていくことが大切でスイングチェンジはしてはいけないのです。感性をはじめから作り上げるということは 初心者からやり直すということだからです。
 それともう一つ。調子を崩す選手にはパターンがあります。それは 前年に調子がよく たくさんの契約が舞い込み 道具(クラブやボール)を変えてしまう時に起こります。特にクラブよりもボールを変えたときに多いようです。同じメーカーで変えることは まだいいのですが 他社に契約が変わったときには 危ないのです。ボールはボールなのだからと思いがちなのですが・・・。ショットの時はそれほど変化はないのですが アプローチのようなゆっくりした動きの時に 違いが出ます。これでスランプに陥った選手を 日本だけはでなく アメリカでも 何人も見てきました。スイングのチェンジと同様 選手はボールの飛び方にも慣れていて みんな自分なりの感性をもっています。アプローチのような10センチ・20センチの誤差が気になるショットが しかも試合中に 1度でも変な飛び方(自分が予想していた飛び方と違った時)をしてしまうと 気になり ミスをしないように意識をし過ぎてしまうのです。そしてスコアがまとまらなくなっていき いつの間にか 調子の悪い状態になっていくのです。
 ゴルフ上達ために大切なことは 感性を大切にしていく事で いかに自分の形をつくれるかだと思います。言い方を変えれば 『自己流より強いものはない』のです。
私の周りを見回してみても ゴルファーとして成功している人は ほとんど個性的で 誰とはいえませんが自分を貫き通している人(ただの我儘な人にも見えますが)が多いようです。
感性を完成させようなんて???

2008年02月03日
 経験すること

 世界のプロゴルフのツアーは あちらこちらでもう始まっています。アメリカツアーはもちろん ヨーロッパツアー・南アフリカツアー・オーストラリアツアーなどが行われています。タイガーは今 ヨーロッパツアーのドバイデザート・クラッシックに参加しています。先週サンディエゴで行われたアメリカツアーの ビューイックインターナショナルで優勝して 今シーズンいいスタートを切り 今週はアラビア半島のドバイでプレーをし また優勝争いをしています。精神的にもタフですが やはり世界中を駆け回るためには 体が強くなければならないようです。そして何より大切なのは それに慣れることだと思います。経験をしたことがないと「大変だ。大変だ。」と思い過ぎますが 数をこなせば 誰にでも出来るものだと思っています。
 実際 私もアメリカ・ヨーロッパ・オーストラリア・日本と移動していましたが 飛行機に乗って寝てしまえば『目が覚めたら次の国にいた』というぐらいのものでした。そして 少しの英語を話すことが出来れば どこでも大丈夫でした。みなさん!チャンスがあったら 尻込みをせず 知らないところへ行くことにトライしてみてください。失敗もあると思いますが たくさんのたのしいことが待っていると思います。外国へ行くことだけではなく 身近なところでは 今までに行った事のないレストランに 食事に行くことでも新しい発見があると思います。
 話は少し変わりますが 今年50歳になって 少し分かった事があります。それは 毎日上手くこと・・・成功すること・・・失敗をしないこと・・・を考えて頑張ってきましたが 失敗したり上手くいかなかったりして泣いたり がっかりしたりすることも『いいかな』と。喜べないけれど 『楽しいことかな』って感じています。喜・怒・哀・楽 人生 これがバランスよくあるのが いいなぁって。

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