水巻ブログ
2008年03月31日
 いい流れ 悪い流れ

 3月31日です。いつの間にか 春本番になっています。先週は東京にいましたが 桜の花が咲き始め暖かくなってきた感じがしましたが 京都・亀岡では まだ桜の花のつぼみも固く 少し寒さを感じる日さえあります。しかし山を2つ越えた京都の街中では さくらの花が咲き始め 春を向かえ 来週からは都おどり・京おどりなどがおこなわれ 華やかな季節が近づいています。
 スポーツ界でも Jリーグは始まり プロ野球の公式戦が先週から プロゴルフのツアーも もうすぐはじまります。外へ出て体を動かしたい季節になってきました。
 始まったばかりのプロ野球でおもしろいなと思ったことがありました。パ・リーグが一週間はやく始まったのですが スタートしていきなり 王監督率いるソフトバンクが5連勝。野村監督率いる楽天が4連敗。そのまま流れていくのかなと見ていたら その後 ソフトバンクは1勝2敗。楽天は4連勝。セ・リーグは 開幕前の解説者のほとんどの人が最下位と予想していた 高田監督率いるヤクルトが3連勝。他も 阪神・中日が3戦して負けなし。 巨人・横浜・広島が3試合して 勝ち星なし。もちろん1年間を通じて勝ちっぱなし 負けっぱなしということはないのですが どのチームにも いい流れ 悪い流れみたいなものはあると思います。そしていい流れを少しでも長く 悪い流れをはやく断ち切れるようにできる指揮官が いい監督なのではないかって思っています。このことは ゴルフにも当てはまることで 悪い流れを 速く切り替えられる選手が一流選手なのです。団体スポーツの場合は自分の調子が悪くても 他の選手が活躍してくれれば 勝つことは出来ますが ゴルフのような個人競技では 自分の調子がいい悪いに関わらず 結果を出さなければなりません。ですから ずるずる悪い流れを 引っ張っているような選手では いい結果が出ないのです。私もプロになったばかりのころ ボギーが出ると何ホールか続くときがありました。そんな時 そのスコアカードをみた青木さんがひと言。「ミズ!ひとつのボギーを引きずってるんじゃないよ」と。そして「ボギーもダブルボギーもバーディーも みんなゴルフなんだから」とも。言われてすぐはわからなかったのですが 少ししてから 自分がミスしたことを意識しすぎて 気持ちをすぐに切り替えられていなかったことに気がつきました。気がついたからといって すぐ出来た訳ではないのですが 徐々にできるようになり 大きく崩れるようなことはなくなりました。ですからいい結果をだすのには いい技術 強いからだ すばらしい精神力(心技体) だけではなく 自分が今 どんな流れの中にいるのかを 自分自身が分かることが大切な気がします。そして 悪い流れの中にいるときには そこから早く脱出する方法を見つけられる人が いい結果を出せる人なのだと思います。このことは ゴルフだけではなく 世の中すべてのことに当てはまるのかもしれません。ちなみに私が試してみた方法のひとつは ひとつでもいいスコアでフィニッシュしようとすることでした。具体的には スコアが80になりそうで 予選落ちが決定していても 79であがろうとか 78にしようとか 絶対にあきらめないで 少しでもよく 今ここで出来ることを 一所懸命することを心がけました。このことが出来るようになったことが どうにかプロゴルファーとしてやってこれた要因のひとつだと思っています。
 どんな世界でも アマチュアは 悪いときのこと(悪い流れ)は忘れられ いいときのこと(いい流れ)だけを覚えていますが〔遊びだから???〕 プロは いいときのこと(いい流れ)よりも 悪いときのこと(悪い流れ)を覚えていて それを克服しようとしがちです。〔仕事だから???〕 究極は それを克服した時はじめて 本当のプロフェショナルになれるのかもしれませんが・・・。最近 プロフェショナルは多いのでしょうか それとも少ないのでしょうか???。  

2008年03月21日
 歴史とは

 今週の水曜日まで 宮崎県のフェニックスカントリークラブで ミニ合宿をしてきました。毎年11月に行われる ダンロップ・フェニックストーナメントの会場として有名なところです。宮崎は気温も20度近くあり体を動かすのには とてもいいコンディションで ゴルフ場のコースの状態もよく 練習場も芝の上からボールを打てるので 今の時期 日本で合宿をするのには最高の場所です。実際 他のプロゴルファーも何人か来ていました。
 ゴルフ場のクラブハウスに入り 最初に目に入るのが ここで行われているフェニックストーナメントの歴代優勝者の写真です。そしてトーナメントで活躍した選手の写真や 使われたクラブやキャディーバックが展示してあり 何十年もここで行われてきた試合の歴史を感じさせてくれます。今回はこの歴史のことをお話してみたいと思います。日本やヨーロッパや中国には 古くから受け継がれている歴史があります。それに引き換えアメリカには 長い歴史はありません。しかし アメリカは歴史を大事にします。それはどうしてかといえば 世界で一番の国 世界の中心のような国 アメリカにないものは 歴史なのです。他のものは 経済大国であるアメリカにとって 手に入るのですが 歴史を作り上げることだけは出来ないのです。アメリカにいて 凄く感じたことですが どのトーナメント どのゴルフ場 どの場所にいっても いつ出来上がったものなのかとか 何年にどんなことが起こったのかとか 誰がここを訪れて 何をしたのかとかを 大切にしています。そんな話を伝えてくれる人に何人も会いました。いままで積み上げてきたものがあるから 今こんなふうになっている・・・みたいな感じです。アメリカ人は何十年 何百年も続くことの大きさに気がついているのかもしれません。私達日本人は 戦後 目新しい物に目を向けすぎて 私達の先輩達が作り上げてきてくれたものを 大事にしていなかった気がします。気持ちも物も。50歳になる今 新しいものに出会ううれしさよりも 長い歴史のあるものに触れることのほうが 心から喜べる自分がいます。今 旅館という場所に関わるようになって あらためて日本という国を意識させられ 感謝しています。
みなさん 自分達が生まれた日本を意識してみてください。
 

2008年03月16日
 「が・が・が」ではなく「げ・げ・げ」

今日は3月の16日です。先週 私は埼玉の草加市の住民から 京都府の亀岡市民になりました。東京の足立区梅田に生まれ 草加に9歳の時に引っ越してから 栃木県鹿沼 神奈川県川崎 東京都町田そしてアメリカ・フロリダ州オーランド また草加に戻り そして京都へと いろいろなところに移り住んできました。そしてゴルファーという職業柄 日本国内だけではなく いろいろな国へ転戦し たくさんのホテルに泊まり 移動の多い毎日だったような気がします。今年50歳になりますが 大きな病気もせず たくさんの経験をさせていただけたことに 本当に感謝をしています。特に 親父と 昨年なくなったお袋には 丈夫な体に生んでくれたこと まじめに生きることの大切さを教えてくれたこと・・・。 本当に本当に感謝しています。ゴルファーという 自分が頑張らなければいけない職業を選び 一所懸命やってきましたが 振り返ると 18歳から始めたゴルフという世界で ある程度結果を残せたのも 私が関わることができた人たちのおかげだと 心から思えるようになって来ました。そして これから少しでも 私が経験してきたものを 世の中へ返していけるよう 役立っていければと思っています。
 亀岡での生活は 私と妻の久美と 私の親父と娘の4人で 5月くらいから始まります。自分たちの親と自分達の子供と 3代で暮らせることは 大変だと思いますが 有り難いことです。
 50歳を迎える今年 たくさんの新しいことが始まり これからもその新しいことが増えそうな予感。いいことばかりではないでしょうが 本当にたのしみです。こう思える自分が またまた有り難い。この「ありがとう」という言葉が ほんとに有り難く載っている本を紹介します。その本の題名は五日市 剛さんのツキを呼ぶ魔法の言葉といいいます。詳しい内容は次回に書きますが どんなことが起こっても 「ありがとうございます」 っていってみたり 心の中で思ったりしてみてくだい・・・と。そして どんなことが起こっても見方を変えれば 自分にプラスなことがあるので 「自分はツイてる」と そして「感謝します」と いつも思えていると 必ず いいことが自分に巡ってくるのだそうです。このことは 私も 納得。今日から みなさんも始めてみてください。大変なことがあっても 自分は今 これを経験させてもらってるのだと思い 「ありがとう」 と。
 《ひとりごと》 「が・が・が」ではなく「げ・げ・げ」が大切だそうです。自分自分ではなく 皆さんのおかということだそうです。なんか いい言葉です。「げ・げ・げ」を大切に生きていきたいそうです。
アメリカ的な「が・が・が」 日本的な「げ・げ・げ」 時代は変わりつつあります。

2008年03月04日
 きっかけ

 ヨーロピアンツアーで 清田太一郎君が2位に入りました。最終日9ホールを終えて 3打リードしていたので 2位になったことより 優勝できなかったことの方が 残念だったような気がします。清田君は今日本で頑張っている 宮里勇作君と学校は違いますが同期で 学生時代からライバルとして 宮里君と共に期待をされてプロに転向してきた選手です。体は小さいですが ハートの強い選手で 私も期待をして見ていました。卒業後 プロになってからは チャレンジツアーでの優勝など 順調に来ていましたが 2006年の Qスクール(次年度の出場資格を得るための試合)で失敗をしました。そして彼は 日本の試合に出る権利がなくなり 2007年は アジアツアーに挑戦をするという選択肢しかなかったのですが どうにか出場資格を獲得し 毎週 アジアの国を転戦しながら 2008年のシード権も取り 日本へ帰って来ました。そして 2007年の 日本でのQスクールで(2008年度の出場資格) 見事に2位に入り 今年の日本での出場権も手に入れることができたのです。昨年のアジアでの経験が たぶん 言葉・移動・食事など・・・苦労したことばかりだと思われますが 彼を一回り大きくしてくれたのだと思います。これからの彼の活躍が楽しみです。
 一方アメリカでも うれしいニュースがありました。友人のアーニー・エルスが4年ぶりに優勝したのです。膝の手術のあと なかなか勝てなかったのですが やっと結果がでました。一昨年あたりから 調子自体は悪くはなかったのですが なかなか優勝出来ないでいました。私達プロゴルファーにとっては 優勝が何よりの栄養で 自信を取り戻すきっかけになります。あのタイガーでさえ 2001年前後優勝できないでいたころ 日本で11月に行われた ダンロップ・フェニックスでの優勝をきっかけに また走り出したのです。いまでも覚えていますが 優勝したあと フロリダのアイル・ワースの練習場で会った時 「優勝おめでとう よかったね」と言ったら 本当にうれしそうな表情をしていました。アーニーの話に戻りますが 彼の優勝は 彼本人にとっても良かったことですが USPGAツアーにとっても 良かったことだと思っています。タイガーの独走を止められる一番手は やはり アーニー・エルスだと思うからです。彼ののんびりした性格と 彼のゴルフの才能。生まれが南アフリカで 世界中の移動にもタフな精神力・・・。とても楽しみです。タイガーに勝つアーニーの姿をはやく見たいものです。
アーニーも清田君も これをいいきっかけにしてほしい。

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