水巻ブログ
2008年05月20日
 祝  今田 竜二

 今田 竜二くんが ついにやりました。 アメリカのPGAツアーで優勝したのです。14歳でアメリカのフロリダに単身で渡り 今年31歳 初勝利をあげたのです。アメリカではジュニアの時に タイガーと競い合い ジュニアの試合では何回か優勝もしていました。私の息子も(現在 19歳)ジュニアでゴルフをしていたのですが ジュニアの大きな試合の 歴代チャンピオンの中に 今田竜二の名前を見つけたことを思い出します。その歴代チャンピオンの中には タイガーやミケルソンの名前もあった記憶があります。そしてジョージア州のジョージア大学へ進み 大学時代も活躍し 1999年にプロ入りしました。アメリカのQスクールでは すぐに結果が出ず USPGAツアーには出ることはできませんでしたが 日本のツアーに出たり アメリカのネイションワイドツアー(2部ツアー)に出たりして 力をつけていました。そして 2004年のネイションワイドツアーで優勝をし PGAツアーの出場資格を得て 昨年ザック・ジョンソン〔2007年マスターズ・チャンピォン〕にプレーオフで負けたこの試合で 今回見事な初優勝をあげたのです。今年は結果が出そうだなと 楽しみに見ていましたがやってくれました。
 彼は プロゴルファーとして もともと高い資質を持っていました。アメリカ人の大好きなことば・・・「ネバー・ギブ・アップ」そのものです。アマチュア時代には活躍していたものの プロとしては結果がすぐ出ず 腐りそうになりますが 彼は頑張りました。14歳で単身アメリカへ渡ったくらいですから 気持ちが強い。(ただの 無鉄砲だったのかも・・・笑) そして何よりも彼は明るい。これが一番。 何事も前向きに考えられなければ プロゴルファーは やっていけません。もうひとつ ゴルフに向いていることがあります。彼はあんなに好青年のような顔をしていますが(???) ギャンブルが大好きなのです。どうしてそれがいいのかというと 勝負師だからです。ゴルフというスポーツは 毎ショットごとに 決断に迫られ しっかりとした気持ちで プレーをし続けなければ いいプレーヤーにはなれません。そして勝負師は 負けたとしても いつまでも気持ちを引きずらないのです。切り替えが上手なのです。ゴルフにとっては とても大切な考え方です。〔ギャンブルは大きなお金が掛かると ストレスになるのでやらないほうが いいと思いますが〕 そして何より 14歳から住んだことで アメリカに馴染んだことが 大きかったと思います。英語を喋っていること あの大味なものを食べ続けられることなど アメリカにいる事にストレスを感じないということです。 今では 日本にいる事のほうがストレスになっているかもしれません。それほどアメリカに溶け込んだのだと思います。彼は人生の半分以上を アメリカで過ごしているのですから 当然といえば当然かもしれませんが。
 やっと初勝利をあげました。次は2勝目です。自分も回りも期待をするので 1勝目より2勝目のほうが勝つことは難しいものです。しかし 今田君には 2勝と言わず10勝するくらいの気持ちで そして日本人初のメジャーチャンピオンにもなってほしいものです。 
   Nevar give Up!!! Never Never ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2008年05月15日
 何歳ですか

 今年の日本のゴルフトーナメントも 開幕から一ヶ月が過ぎました。1試合目は 選手会長の宮本君。2試合目は 選手会外国人担当理事のS・K・ホ君。3試合目4試合目は 選手会副会長の近藤君・藤田君と 4試合とも 優勝者は選手会で役員をしている選手が勝ちました。彼らは 選手会のミーティングには必ず出席をし これからのゴルフ界のことを いつも真剣に考えてくれている選手です。(影で頑張っている人に光が当たる まともな時代になったのかなぁ)選手会の活動は もちろんボランティアで みんな練習時間を割いて協力してくれています。本来選手は 自分自身の練習やトレーニング 体のケアなど することがたくさんあり なかなか協力しづらいのですが 頑張ってくれています。30代の日本のツアーの中心選手たちが 本気で日本のゴルフツアーのことを考え始めてくれていて これからどんどん良くなっていきそうです。そして石川君や前粟蔵君など 10代のプロゴルファーの誕生や 先週セガサミーさんが スポンサーをしてくださった U-23(23歳以下)の試合で優勝した アマチュアの薗田君など プロ予備軍のレベルの高さ・・・等々 これからのゴルフ界は エキサイティングになっていきそうです。
 そんな中 今週は 日本プロゴルフ選手権が行われます。練習日に 石川君が ジャンボ尾崎さんと練習ラウンドをして話題を振りまいていました。しかし ゴルフとは面白いスポーツです。61歳のジャンボさんと16歳の石川君が 同じ土俵の上で戦うのですから。ちなみに中日クラウンズの予選の組み合わせも この二人と深堀君でした。61歳と40歳と16歳の組み合わせです。ジャンボさんには怒られそうですが おじいさん世代と お父さん世代と 息子世代の組み合わせです。おもしろい。このときは 全員が予選落ちをしてしまいましたが 楽しい組み合わせです。(みんなで意識しすぎたのかも) しかし 少し心配なこともあります。それはジャンボさんの目です。石川君を見る目が 孫を見る目になっている気がするのです。腰と足の状態が万全ではないので 仕方がないのかもしれませんが やはりジャンボさんには あの自信満々の表情を見せてもらいたい。年齢的な事は しょうがないのかもしれませんが 毎試合出るのではなく スケジュールを調整しながら出場し 出てきたときには『ジャンボさんらしいジャンボさん』を見たいのです。
 50歳になる私も この中に入って 戦かうぞぉーーー。

2008年05月04日
 スターとスーパースター

 今週は 中日クラウンズが名古屋の和合で行われています。10年位前の和合は 高麗グリーンでコースは短くても非常に難しく 選手としては攻めるのに手を焼きましたが 高麗グリーン特有の面白さがありました。 時代の流れか 高麗グリーンをベントグリーンに改造をし 速く固いグリーンにはなりましたが 和合らしさがなくなってしまったと思っているのは 私だけでしょうか。今年の試合結果ですが 3日目を終わって 川岸良兼君が 2打リードをしてトップに立っています。先週のつるやオープンで一緒に練習をしましたが ショットの練習よりも アプローチの練習を重点的にやり 自分の今の課題がはっきりとしていて とてもいい感じでした。彼のことを少し書いてみたいと思います。
 私が プロゴルファーになって この選手には絶対かなわないなと思った選手は 二人います。一人はタイガー・ウッズ。彼とホームコースのアイル・ワースで一緒に練習をしたとき 「この選手には 逆立ちをしても かなわないな」と。そして もう一人は デビューした時の川岸君です。(不思議な事に グレッグ・ノーマンやバレステロスたちには感じなかった。)
 彼のデビュー戦は 1989年の11月に御殿場で行われた太平洋マスターズでした。最終日の途中までトップに立っていましたが 結果は5位だったと思います。90年前後のこの時期の試合は 世界のトッププレヤーが 日本に集まっていたので 価値ある5位でした。そして迎えた1990年は3勝し 賞金ランキングも3位になり 途中アメリカの試合にも出て優勝争いをしたりと 彼の時代が来たと誰もが思っていました。しかし 彼は渡米後 もう少しレベルアップをしないと世界では戦えないと思い スイングの改造を1990年のオフに考えてしまったらしいのです。世界で戦えるようになった当時まで それほどスイング理論を考えずに来たのに この時に真剣にスイング理論を考え出してしまったのです。以前にも書きましたが 私達プロゴルファーは 職人なので『理論ありき』では感性がなくなり 上手く行かなくなるのです。また周りに 理論を重視する先輩プロゴルファー達がいたのも 彼の頭を混乱させました。それまで スムーズに動いていたスイングが だんだんとぎこちなくなり ゴルフがどんどん難しくなっていってしまったのです。彼は やさしく繊細で 心の大きな人間なので がんばっていますが ずっと ゴルフをするのが苦しかったと思います。  がんばれ リョウケン!!!
 現在 石川 遼くんというスターが ゴルフ界には登場しましたが 石川君がスターだとすると 川岸君はスーパースターだった気がします。今は眠っていますが 川岸君には いつものように人を安心させてくれる笑顔で 自分の好きなようにプレーをして ゴルフ場で 暴れてほしいものです。

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