水巻ブログ
2008年07月30日
 目の前の 一つのことに集中できること

 2週間 北海道でのトーナメントでした。1週目は千歳でセガ・サミー。先週は小樽でサン・クロレラの試合でした。現在 京都の亀岡に住んでいる私にとって 北海道は最高のところです。亀岡は日中の気温が35度前後 夜も26度前後と 一日中汗が引かない生活でしたが 北海道では 朝晩 薄手のセーターを着たいぐらいで 食事も美味しく 夜もぐっすりと眠れ 快適な毎日を過ごせました。最初のザ・ノースカントリーも すばらしいコースでしたが やはり小樽カントリーは やりがいのあるゴルフ場でした。セガ・サミーでは シン選手が サン・クロレラでは 谷口拓也選手が 優勝しました。両試合とも 大接戦で 最終ホールまで目を放すことのできない面白いゲームでした。
 この小樽のゴルフ場は 私の好きなゴルフ場の一つです。7500ヤードを超える長いコース。毎日のように吹く強い風。北海道特有の洋芝(本州より南にある高麗芝よりやわらかい)と 選手にとっては 厳しい条件が多いのですが その中でいいスコアを作っていく楽しみが このコースにはあります。初めてこのコースでプレーしたのは 1990年の日本オープンでした。10月の中旬と言うこともあり 非常に寒かった記憶があります。 そのとき初めて 丸山茂樹君とプレーした覚えもあります。彼の印象はゴルフのプレーよりも 楽しい子だなという感じでした。そして次は 1999年の これも日本オープン。優勝したのは 尾崎直道さん。優勝スコアは10オーバー。最終日は季節はずれの台風で 10番ホール左の30メートルぐらい木が倒れる中 よく最後までプレーができたものでした。その後 北海道オープンやこのサン・クロレラの試合で 何回も プレーをさせていただきましたが いつ来ても やる気にさせてくれるゴルフ場です。
 今年の試合の結果は 谷口君の最終ホールのバーディーで幕を閉じましたが すばらしいゲームでした。優勝した谷口君にとって 大学時代の一つ先輩の谷原君と一緒の組み合わせだったことも 彼にとっては幸運だったのだと思います。谷口君は4年前に1勝したきり 次の勝利から遠ざかっていました。以前にも書いたと思いますが 1勝目は勝ってしまうもので 2勝目からは勝ちに行こうとして なかなか勝てないものです。そんな中 谷口君は 最後まで 現在目標にしている谷原君に ついていこうとプレーした。つまり 1球 1球を大事に プレーすることが出来たわけです。これが 最後のバーディーに繋がったのだと思います。もちろん 今の谷口拓也君の実力からすれば もっと早く2勝目をあげても おかしくはなっかたのですが・・・。彼は 自分の実力を上げようとしすぎて いろいろなことにチャレンジし過ぎるところがありました。そのために 春先からいいプレーができないシーズンが続いていたのです。しかし この優勝をきっかけに 自分のプレーを信じ 自分のできることを磨いていき 本当のプロ(職人)になっていってほしいものです。 そうすれば 今年中に あと2つや3つは 勝てるかもしれません。楽しみです。

 今日の独り言
  何でも出来ることを望むのではなく 自分の得意なものを見つけ それを磨き 
  それで勝負できるような かっこいい男が 増えてほしい 

 おまけのひと言 (大阪 伊丹空港に到着して)
   あー やっぱり 暑---い!

 7月30日と表示してありますが 現在時刻は 8月5日 23時24分です。
   

2008年07月23日
 やっぱり楽しい全英オープン

 残念! 53歳のメジャー・チャンピオンは 誕生しませんでした。しかし 1980年代から ゴルフをしている人にとって 今年の全英オープンは とても 楽しい1週間だったと思います。たぶん タイガーが 優勝争いをしているよりも 楽しかったと思っている人が多かったのではないでしょうか。3日目までの53歳のやさしいグレッグおじさんが 4日目に 昔のホワイト・シャークになり あの力強いスイングを見せてくれたのも うれしい気がしました。しかし 以前の ノーマンのドライバー・ショットのミスは 右へのプッシュ・アウトばかりでしたが 今回は 左に曲げるシーンが多く 50歳を過ぎ 体が固くなり 下半身の動きにシャープさがなくなってしまったのは 「しょーがないのかな」と 感じさせられました。
 そして もう一人 K・J も残念でした。4日目前半で崩れてしまい アジア初のメジャー・チャンピオンの誕生は 持ち越しになってしまいました。ということは・・・『アジア初』はまだ残っていますね・・・。K・Jが勝つ前に 頑張らないと・・・。
 今回の優勝は ハリントンの2連覇で終わりましたが 彼は これからまだまだ 強くなっていくと思います。派手さはありませんが 以前の アーニー・エルスや ビジェイ・シンのように 世界中どこへいっても 戦えるタフさを持っているので これからが とても楽しみです。
 しかし 全英オープンは プレイしていても 見ていても とても楽しいゲームです。アメリカのメジャーのように 人間に作り上げられたコースと違い 風・雨・暑さ・寒さ。固いフェアウエイ。伸び放題のラフ。スコップでちょっと掘っただけのようなポット・バンカー。自然の中で ゴルファーの技術だけではなく 人間としての総合力を試される。おもしろい。やはり全英オープンは 「また出場したいなー」と思わせてくれる試合です。

2008年07月20日
 自分の目で見ることの大切さ

 全英オープンの3日目が終わり 53歳のグレッグ・ノーマンがトーナメントリーダーに立ちました。トーナメントが始まる前には 誰も予想をしなかったと思います。もちろん ノーマン本人も考えていなかったと思います。今年の全英オープンは 例年以上に天候が悪いみたいです。ヨーロッパ全土の気温が低く 会場付近は 毎日強烈な風が吹いています。7月だと言うのに 選手はセーターに ウインド・ブレーカーを着て 毛糸の帽子をかぶり スムーズにスイングするのも大変で 風が強すぎて パッティングするのもひと苦労といった感じです。今田竜二君のコメントではないですが 「自分のゴルフ人生のなかで 一番たくさんの洋服を着て プレーをした」と言わせるぐらいの天候です。このような状況になると 世界各地で プレーしている選手が どうしても上位にきます。その理由は どんな状況下でも慌てないからです。今年の全英オープンのような天候の時 いろいろなところで戦っている彼らは こう考えます。「風が強いから少し低めの球で攻めよう」 「気温があがっていないから 体を冷やさずに 無理な攻めをし過ぎないようにしよう」 「こんな天気なんだから 全体的にスコアは伸びないだろうから あきらめずにプレーをしよう」と。決して 「風が強いから大変だな」とか 「寒くて嫌だな」などとは考えません。彼らは 経験の中で 当たり前に しなければならないことをすることが いいスコアに繋がることを 知っているのです。経験の差と 言われるものです。つまり 強くなるためには 日本だけでプレーをする アメリカだけでプレーをする ヨーロッパだけでプレーをする というようなスタイルでは 難しいのです。ですから 日本の若い選手達には 失敗を恐れず どんどんチャレンジしてほしいと思っています。成功するまでには 失敗はたくさんあるものですから。
 それにしても ノーマンは頑張っています。50歳になる私にも 大いに励みになります。それと 現在 2位の韓国の K・J・チョイ選手にも がんばってほしい。彼とはアメリカで よく練習ラウンドをしたりしていたので応援しています。 彼のキャディーは 以前に私のキャディーをしてくれていた アンディー・プロジャーということもあり 楽しくみています。 アンディーは 以前 ニック・ファルドがマスターズで優勝した時も ファルドのキャディーをしていたりと すばらしい経験をしています。私もアンディーから 教えられたことは たくさんあります。 K・Jのキャディーをして4年ぐらいになりますが アンディーがするようになってから K・Jの成績がよくなったのも わかる気がします。
 そろそろ 最終日のスタートだと思いますが 二人とも 頑張ってほしいものです。

追伸  
 これから 世界で戦っていこうとしている皆さんへのアドバイス

   世界中の試合会場では 英語が喋れないと 非常にハンデになるので 
   英語は話せなくては 戦えない

   本気で戦う気ならば 一人で行くぐらいの 気概を持ってほしい

   日本で 応援してくれる人たちは 結果をすぐ 求める(ほしがる)ので そのことを 
   気にし過ぎないようにしてほしい

   そして 自分はできると信じてほしい 


    Good Luck !!

2008年07月17日
 ずっと続く 京都のまつり

今日7月17日は 京都では 祇園祭の山鉾巡行が行われています。いよいよ夏本番です。京都のような古い街には 季節を告げる行事がたくさんあります。5月の葵祭り 7月の祇園祭 10月の時代祭など 季節を感じさせてくれるものばかりです。
 今行われている祇園祭は 梅雨そして暑い夏と 人々の間に病が流行り 疫病封じとして始まったもののようです。何百年もかけて 今の形になったのでしょうが 今日の山鉾巡行をみていると 時間に追われ 経済的な事を重視しながら生き 生きることが精一杯の私たちにとって 考えさせられることが多いような気がしました。何十人もの人よって ゆっくりと動かされている山と鉾や ずっと受け継がれてきた型どおりの人の作法を見せられ ひとつひとつの山や鉾の由来などの話を聞かされ ずっと昔から みんな一所懸命生活してきた。 私が生まれ この世に出てくる前から 人は生き 生活をし 私が この世から姿を消した後も 人々は生きていく。(何か水巻・・・!。 路線が変わった感じですか・・・?) 
 そんなことを考えていたら 生きている間に 少しは次の世代に役立つように生きようと。どんなことが できるかわかりませんが できることをすこしづつ。・・・なんて 頭の中に入道雲のように色々なことが沸いてきました。今日は 取り留めのない方向へ 行きそうなので このへんで。
 日本の祭 いいですね。
(今日も水巻・・・!。なんか!おかしい・・・???)   

2008年07月07日
 プロゴルファーは職人

 日本ツアー選手権で 星野くんが優勝しました。この試合は まだ歴史は浅いのですが 日本のメジャーの試合として位置づけられ 選手自身が『この試合は自分達が作っているんだ』という意識で開催されているものです。また 環境問題やジュニアの育成など 選手が出来ることを 選手会長の宮本君を中心に取り組んでいます。
 優勝をした星野君の話に戻りますが 星野君とはじめて会ったのは 彼がまだ高校生の時でした。仙台の試合で 予選ラウンドで一緒の組み合わせになり 彼とプレーをしました。体の線は細かったのですが 可能性のあるプレー振りだった記憶があります。東北高校を卒業し 東北福祉大学へ進み アマチュアで50以上ものタイトルを取り プロに転向してきました。 プロになった当初は なかなか結果が出ず 初優勝まで 随分時間がかかりました。今回の優勝で3勝目ですが 本来ならば もっともっと勝っていてもおかしくない選手です。がんばって 10勝・20勝としてほしいものです。
 星野くんもそうでしたが 皆さんはこんなことを感じた事はありませんか。アマチュアのときに凄く活躍していたのに どうしてプロになって すぐ活躍できないの? と。 プロとアマの差も多少はありますが 私はこんなことだろうと感じています。それは アマチュアは 失敗した時のことは忘れられますが(仕事ではないので・・・) プロになると いいときのことより 失敗したときのことを覚えていて 自分が出来なかったことを ひたすら練習する。そして 試合の時には いつの間にか 失敗をしないようにプレーをしてしまう。つまり のびのびとプレーできなくなってしまうのです。それと このことがとても重要なのですが プロになって 出来ないことをできるようになるように たくさん練習することは大切なのですが そのことに重きをおき過ぎ 自分のスタイル 自分の形が なくなっていってしまうのは問題です。いい結果を出している人たちは 飛びぬけていいものを持っていると言うことです。たとえば片山君は ショットの方向性は 群を抜いていますし(特にフェアウエイウッド) 谷口君のパッティングはすばらしい など結果を出している人には 必ず人より秀でた 何かがあるのです。
 プロになって結果の出ない アマチュア時代の超一流選手達は きれいな形ばかりを求めていて いい結果を出すための努力ができていないのではないでしょうか。私達は 職人です。職人は 結果を出す事を求められているのであって 決してきれいなパフォーマンスをすることではないのです。もっと厳しい言い方をするならば 結果が出ないと言うことは プロ意識が足りないのかもしれません。これだけティーチングプロがいて みんな同じようなスイングができるようになった今 プロ意識を持つことの大切さを意識している選手は どのくらいいるのでしょうか。

2008年07月04日
 精神が体を動かす

 7月です。もうすぐ夏です。そして来月には 4年に一度のオリンピックが北京で行われます。4年に一度です。スポーツ選手にとって 人生に1回のチャンスです。(2回・3回とチャンスのある選手もいますが)5年以上 一つの競技でトップを維持することは 非常に大変なため 何度もオリンピックに出るということは 本当に凄いことだと思います。現在 いろいろな国で オリンピックの最終予選会が行われています。日本でも水泳・陸上競技・柔道など 出場選手がどんどん決まっていっています。バレーボールも 今回は男女そろって出場することができます。男子のバレーボールは久しぶりなので とても楽しみにしています。 日本がんばれ!!!。
 アメリカでも 競泳の最終予選会が行われています。北島選手のライバル ハンセン選手が出場しているので 日本でもニュースになっています。そのハンセン選手が 200m平泳ぎの決勝で4位に終わり オリンピックの出場権を逃しました。100mでは1位になり オリンピックに出場は出来ますが 100m・200m共に 北島選手との戦いを期待していたので 少し残念です。体調管理が上手く行かなかったのか 泳ぎが固かったような気がしました。精神的なものなのか 他の選手に比べて 上体にばかり力が入り 体が水の中をスムーズに進んで行ってなかったように見えました。難しいものです。予選会は一発勝負ですから 丁寧に行き過ぎたのかも・・・。いろいろなことを考えすぎたのかも・・・。
 ゴルフでも似たようなことがよくあります。考えすぎて スムーズに体が動かなくなること(アマチュアのみなさんは よくあるかもしれませんが) 俗に言う プレッシャーというものです。 どうでもいいときには 絶対に起こらないのに 「頑張ろう」 「上手くやろう」とすると 突然体の余計なところに力が入り 考えられないようなことが目の前に起こる。皆さんも経験されたことがあると思いますが これはプロでも アマチュアでも 関係なくおこります。そんな時 みなさん どうしますか?
 その前に 「プレッシャーが掛かる」って いいますが 誰が掛けているのですか。よく考えてみると 他人ではなく 勝手に自分が自分に「上手く やるんだぞ」 「力を入れすぎないように」「失敗しないように」と言っていませんか。つまり 自分が自分自身に 言い聞かせているのですね。「緊張するんだよ」と自分の体に。ということは 考え方を変えれば プレッシャーは掛からずに済むのです。(言うのは簡単だよね。と言う声が聞こえそうですが) 実際 すぐにできる人は少ないかもしれません。 「自分はできる」という考え方の練習をしているうちに 誰でもが出来るようになるものなのです。もちろん スイングの練習のような目に見えるものもしなくてはなりませんが それ以上に 考え方の練習もしてください。必ずできるようになります。
 世の中で 誰が一番 いい考え方(都合のいい考え方とも言える)を  しているのかな???。

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