水巻ブログ
2008年09月24日
 心・技・体を大切に想う日本人

 横綱・朝青龍が10日目から休場です。マスコミ(テレビ・新聞など)は 引退するのかどうかということで注目をしていました。しかし 『休場して来場所に再起をかける』という報道と共に マスコミの目は 他の話題に移っていきました。新聞やテレビの報道というのは 何なのか。それに振り回されている私達は なんなのでしょうか。そんなことを考えていると アホらしくなるので・・・。
 横綱の話に戻りますが やはり大変な地位です。 日本の武道は心・技・体を大切にしますが この相撲道も 類に漏れず。横綱とは この心・技・体が充実している者でなければ 務まらない地位とされています。強いだけではなれず 人間的に大きく やさしくなくてはいけない地位です。10代で相撲界に入り 25歳前後で横綱になり 相撲界を引っ張っていかなければならないのです。たいへんな重責です。
 朝青龍関は 戦う者の強さが目立ちすぎて 多少批判されることがありましたが 強い横綱であることには間違いありません。年齢的にも まだまだ頑張れると思います。心・技・体の 心の部分を批判されることもありますが ここからだと思います。横綱の周りにいる人は しっかり応援してほしい。これからが 本物の大横綱になれるかどうか という時期のような気がします。
 相撲界のことについて もうひと言。横綱審議委員会の委員はどういう基準で選ばれているのか。心・技・体を完成させようと 日夜努力をしている若者達を審議する人選ぶ時 心・技・体を体感した人たちにも参加していただき 委員になっていただいたほうがいいような。たとえば 野球界の王貞治さんや 元横綱の大鵬さんのような方たちに・・・。相撲は国技なのですから。つまり 日本を代表するもの。日本そのものなのですから。 

2008年09月17日
 時は 進む 流れる 過ぎる

 今週は 北海道で全日空オープンです。関西はまだまだ暑いですが やはり北海道は涼しいです。湿度が低いので 気持ちのいい時間を過ごせます。
 ところで フジサンケイ・クラシックは 藤島君が初優勝をあげましたね。東北福祉大の一つ先輩の岩田君とのプレー・オフの末 見事に優勝することが出来ました。優勝候補筆頭の片山君は 最後まで頑張りましたが 一打足りずに3位という結果でした。最終日は 最終組の久保谷君 片山君 藤島君の組に付いて見ていましたが やはり実力は 片山君が 一枚も二枚も上でした。それを象徴するようなプレーを 前半の7番ホールで見る事ができました。200ヤードを超えるパー3。左は手前から 奥まで池。右はバンカー。グリーンの傾斜は 右から左へ下り。ピンの位置は左の奥。優勝を争っている選手にとっては 真ん中へ乗せて 2パットのパーで切り抜けたいホールです。その日の片山君は ショットの調子が良くなっかたので 安全にグリーンの右サイドを狙って ティーショットをしました。しかし 少し右に行き バンカーに捕まってしまいました。ここからです。実力を感じたのは・・・。ピンまでは15ヤード。左足下がりのライ。ピンの奥は池。ピンを1ヤードでも越えるショットをすると 池まで転がってしまうという状況でした。スピンをかけてピンの近くに止めようとするギャンブル的なショットより 少し足を使う(ランが出る)バンカーショットで 1ヤード手前で止めたいところです。優勝を争っていて 池には絶対入れてはいけない状況下で 片山君は 思いどおりのショットをしたのです。そして その1ヤードのパットを沈めたのです。スコア・カードには 他の選手と同じように「3」としか書いてありませんが さすがと思わせるものでした。今回 通算25勝目はなりませんでしたが 今年中には達成できそうです。
 それにしても 20代後半から30代前半の選手たちが 力をつけ始めてきました。 優勝した藤島君が27歳。前の週に勝った 甲斐君も27歳。プレーオフで負けた岩田君が28歳。それから 星野君 近藤君 矢野君 谷原君 谷口拓也君 宮里優作君 清田太一郎君・・・ まだまだいますが。この世代が これからの日本のゴルフ界を引っ張っていきそうです。また 先週のチャレンジ・ツアーで優勝した上平栄道君(今年 チャレンジ2勝目)。彼も31歳。彼も来年は レギュラー・ツアーで活躍してくれると思います。活気のある男子ゴルフ界になってきました。
 しかし 少し心配もあります。それは 選手のゴルフのレベルは 全体的に凄く上がってきましたが まだまだ 人間としては幼いところがある選手がいます〔ゴルフ界だけのことではありませんが〕。ゴルフ技術のレベルをもっと上げていくことも必要ですが それ以上に 人間のレベルを上げ 強くて かっこいい男 憧れてもらえるような男になっていってほしいものです。

 追伸  先週 私もチャレンジに出場していました。初日に 
     優勝した上平君と 同じ組でプレーをしていたのですが
     9番ホールのセカンド地点で 彼に こう言われました。

     上平君 「水巻さん ポカリスウェット・オープンで優勝しましたよね」
     水巻  「そうだね 1994年だったかな」
     上平君 「ぼく そのとき 高校生で その試合 見に行ってたんです。それで
           優勝したあと 水巻さんに バイザーとグローブ もらったんです。」
     水巻  「えーーー。」
     上平君 「今 一緒に プレーしているのは 夢のようです。」 って。

     びっくりしました。でも すごーく うれしかったです。私たちゴルファーを
     ゴルフ場へ見に来てくれて そして がんばってプロゴルファーになって
     優勝してくれるなんて。
     私達 ゴルファーにとっては 最高の喜びです。
     ちなみに その話をしてくれた 9番ホールまでの 上平くんのスコアは2アンダー。
     話をしてくれたあとの27ホールで 12アンダー。関係があるとは思えませんが・・・。


 今日のひと言  プロゴルファーをさせていただき 本当にありがとうございます。

      

2008年09月06日
 いい勘違い観を持てる 若い力

 今週は フジサンケイクラシックの解説で 富士桜C.Cにいます。いつ見ても 富士山はきれいです。頂上から裾野へ続く優雅な曲線を見ていると すうーっと心が穏やかになっていきます。世界中の人々から この山が崇拝される理由がわかるような気がします。
 その富士山の裾野で行われている今週 若い力が芽を出し 男子プロゴルフ界を次の時代へと動かし始めてきたと 強く感じています。20代から30代前半の選手たちを見ていると「あいつにできるんだから 俺にも出来る」という気持ちが ビンビン伝わってきます。このことは 石川 遼君の15歳でのツアー優勝が火付け役になったことには間違いありませんが、その石川君も出場した 昨年の日本アマチュアゴルフ選手権を フジテレビが全国へ放送してくれたことが 大きなきっかけになったと感謝しています。この全国放送は 今週のフジサンケイにも出場している 伊藤 勇気君や永野 竜太郎君。大学へ進学した薗田君など 次の時代に活躍してくれそうな選手達が 未曾有にたくさんいる事を世間に知らせてくれました。また 石川君たちと一緒にアマチュアで試合をしてきた仲間達には「遼にできるんだから 僕達にもできる」という気持ちを持たせてくれました。 その気運は 若いプロゴルファーたちにも広がり始め 谷原君の活躍や 谷口 拓也君の2勝目。先週の甲斐君の優勝。そして 今週2日目にトーナメント・リーダーに立った 甲斐 慎太郎君と同級生の 藤島 豊和君へと繋がってきたのです。
 女子プロゴルフ界に 宮里 藍ちゃんが登場してきた時と似ています。ですから これからの 男子ゴルフ界は とても楽しみです。
 これから 何人の 初優勝者が 出てくるのか・・・。
 ひょっとしたら 今週も・・・。 

2008年09月03日
 芝生

 9月になりました。今週のトーナメントは 山梨県 富士桜C Cで行われる フジサンケイ・クラシックです。富士山の裾野にあるこのゴルフ場は 大きな木にセパレートされ コースも長く アメリカ・コロラドのゴルフ場を思い出させてくれる とてもきれいなコースです。今年は雨が多く グリーンが少しやわらかめですが 状態はいい感じです。選手も先週の高麗グリーンのあとですから スピード感があって楽しいのではないでしょうか。このグリーンの芝のことについて少し。
 最近は 高麗グリーンのあるゴルフ場が少なくなりましたが 1990年頃まではたくさんありました。日本の夏の高温多湿な気候では 高麗芝のほうが適していて ベント芝は 管理が難しく どうしても高麗グリーンをメインとしたゴルフ場が多かったのですが 芝生の品種改良が進み ベントグリーンでワングリーンという ゴルフ場も増えてきました。アメリカやヨーロッパでは 2グリーンのゴルフ場(一ホールに 高麗グリーンとベントグリーンがあるような)は少なく その地域の気候に合った芝をグリーンに使ったゴルフ場がほとんどです。私がいたフロリダのアイル・ワースも ティフトン芝という暑さに強い芝を使っていました。
 どう違うのかというと 暑さに強い高麗芝やティフトン芝は 葉が固めで強く 芝目が強くなりやすい。それに対して 北海道のゴルフ場のような涼しいところで育ちやすいベント芝は 柔らかく 芝目がつきにくくなるのです。パッティングスタイルにも違いが出てきます。高麗芝のような芽の強い芝の場合は 球をヒットするような感覚で・・・ベント芝の場合には ラインに乗せるようにストロークする・・・そんな感じです。
 以前の日本のゴルフトーナメントでは 高麗グリーンのコースでの試合も多くありましたが 今は 先週おこなわれた試合だけになりました。この事は いいのか悪いのかはわかりませんが これだけははっきりしています。プロゴルファーのグリーンの芝目を読む力が なくなってきたこと。いろいろな芝に対応できる技術が 低下してきたこと。私を含めてです。
 話は変わりますが 先週優勝した 甲斐慎太郎くんは 良かったですね。やっと彼らしく ゴルフが出来るようになったみたいです。プロになって4年間は もっと上手くならなければという気持ちが強すぎて 新しい技術を覚えようとか いいスイングにならなければとか 肩に力が入りすぎていましたが 今年は 春先から 伸び伸びとしたスイングを心がけ 自信を持ってプレーできていたことが 実を結びました。サン・クロレラで優勝した 谷口拓也くんといい 石川遼くんが出てきたことをきっかけに 男子ゴルフ界にも 新しい時代が 始まりそうな予兆を与えてくれた 二人の優勝でした。
 さて 次は 誰かな? 

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