水巻ブログ
2008年11月23日
 守るという男の本能の強さ

 11月23日です。私の母が亡くなって1年が経ちました。長い様な短い様な1年でした。いろいろなことがあり 早かったような気もしますが ずいぶん前のことのような・・・。まだ草加(実家のあった場所)に行けば 母に会えそうな そんな気分です。今日 お墓参りに行って 手を合わせながら そんなことを考えていました。 
 話は変わりますが 今日の相撲の千秋楽は なかなか見ごたえのある1日でした。モンゴルから来た若者二人の 気迫のある戦い。見ているものを釘づけにするような迫力。最後は白鵬が 横綱の意地で安馬を倒し優勝を飾りました。しかし 安馬も13勝2敗とし 場所後の大関昇進を確実にしました。来年からの二人の戦いが楽しみです。それにしても 相撲界だけではないのですが 日本で活躍する外国人に比べて 日本の選手(力士)が 結果を出せていないのはどうしてなのでしょうか。今日の白鵬と安馬の二人を見ていて感じたことがあります。
 彼らの戦っている姿には 23歳(白鵬)と24歳(安馬)ですが 男が戦っている姿が見えました。彼らの後ろには 国を思う気持ちとか 親を大切に思う気持ちとか 家族を守る気持ちがあるような気がしたのです。もちろん彼らは 日本という異国の地で生活をしているので 自分の国のことを自然に意識するのでしょうが 自分の生まれた国に誇りを持つ 愛国心を感じました。この気持ちが 国を守るとか 家族を守るという男の本能を呼び起こすのではないでしょうか。そして 男として戦う。残念ながら 現在の日本の23歳や24歳の若者のなかに このような気持ちを持っている人は ほとんどいないのでは と憂います。一方では 日本の若者のせいではなく 彼らはそれを教えてもらっていないのでは と弁護したくもなります。
 昭和33年生まれの50歳の私を含め 昭和30年以降に生まれた男の子たちは 強い男に憧れましたが やさしい子に 優等生に育てられ 国を愛する気持ちとか 国を守る気持ちとか 家族を守る気持の大切さは 教えてもらわなかった気がします。そして 自分が どうしたいかではなく どう見られているかを気にしながら育ってきたような・・・。これからも そんなふうに育てられていったら 世界の男たちと戦っていっても 勝ち目はない気がします。何かを変えていかないと。
 相撲界だけではなく 私たちのゴルフ界も そして 野球・サッカー・柔道なども。ひいては スポーツ界だけではなく 日本の男が世界の場で活躍するためには 体の小さい安馬のように 男を感じさせてくれる 強い気持ちが必要なのだと思います。

2008年11月19日
 歳を重ねていく役割

 11月もあと10日になりました。冬本番も目前です。今朝の散歩はとても寒く あたりは今年初めての霜でうっすらと白く 空気は透きとおり 昇ったばかりの太陽が田畑をきらめかし 山の紅葉をきれいに照らし 冬の近づきを感じさせてくれる キーンと張りつめた素晴しい時間でした。
 活気が出てきたゴルフ界も 残り3試合となり 2008年のシーズンも終りが近づいています。そんな中 2009年度の試合の出場資格を持たない選手は 来年の出場権をかけて 予選会を行っています。先週までに3次予選を終え 12月の初めにある最終予選会を残すだけとなりました。来年のレギュラーの試合に出場するためには その最終予選会で30位ぐらいに入らなければなりません。1次予選から数えると 2000人ぐらいの参加選手の中から 30人に残らなければならないのですから 狭き門です。そして 30人の中に入っても 来年の試合に出る事ができるというだけで 賞金を頂けるというわけではありません。毎試合140人前後の出場選手のなかで 予選を通過した60人だけが賞金を手にできるのです。その上 1年間戦っても 賞金ランキングの70位に入っていないと また予選会からです。厳しい現実ですね。まあ それを大変だなんて考えていたら できない仕事なのですが・・・。野球やサッカーのプロの選手のように プロになったというだけで 契約金をいただけるものではないので(一部のプロゴルファーにはいますが) 同じプロといっても ゴルフやテニスのプロは 賞金を獲得できないと 生活をするのも一苦労です。しかし 夢をあきらめないで がんばっている若い選手がたくさんいます。皆さん 周りにそんな人がいたら応援してくださいね。
 実は 50歳になった私も 岡山県の瀬戸内海ゴルフクラブで 3次予選を戦ってきました。ゴルフ自体の調子が良かったので 来年もレギュラーの試合に出場しようと目論んでいたのですが 残念ながら通ることができませんでした。結果は残念なのですが なぜかホッとしています。4日間の予選会でしたが 3日目まではゴルフをプロとしてプレーしていたのですが 4日目は ゴルファーとしてプレー出来た感じです。「何が違うの」と言われそうですが 3日目までは 「頑張ろうとか」 「頑張らなくては」というものが体を縛っていたのですが 4日目は それが取れたような感じなのです。頑張るということを あきらめた訳でもないのですが 何かから 解放された感じです。言葉にするのは難しい 変な感じです。50歳になって 来年からは シニアの試合を中心にゴルフはします。今までどおり 若い選手たちには 私の経験させてもらった事を 全て話していきたいと思っています。テレビなどのメディアのお手伝いもします。させてもらえることは 今までと何も変わらないのですが ホッとしています。先週の金曜日までプレーをしていたのですが 今日になっても体のあちこちが痛く 体に鉛をつけているようです。25年間のプロ生活の疲れが どーと 溢れ出てきたのでしょうか・・・。我慢すること 耐えることが当たり前のプロゴルファーから ようやく卒業できるのでしょうか・・・。
 50歳・・・次のステージに進んでいく時であることは 確かなような気がします。 

2008年11月10日
 進む時間の中で

 デービス・ラブⅢが PGAツアーで優勝しました。今年44歳ですが 私がアメリカで試合をしていた頃から トップ選手として世界で活躍していました。大学を卒業してから ずっと一流選手として君臨してきました。ずっと・・・と一口で言うのは簡単ですが 容易い事ではありません。1994年 私がアメリカの試合に出始めたころ トーナメント会場に毎週来ていたフィットネスカーの中で もくもくと腹筋を鍛えていたデービスの姿が 今でも目に焼き付いています。日本のゴルフ界ではまだ シーズン中にはトレーニングをしていなかった時代のことです。今では 日本でも当たり前のように シーズン中に行われるようになりましたが。私も 彼やグレッグ・ノーマンがトレーニングをしている姿を見て『彼らが鍛えているのに 彼らより下手な自分が トレーニングをしないわけにはいかないな』と思ったことが思い出されます。またその時 日本のメディアが伝えてくれている外国のことは 本当の事とは少し違うのか と感じたことも思い出されます。いろいろと・・・。

                                                   
 最後になりましたが 先週 私たちの先輩で JGTOの前チィアマンの島田幸作さんが亡くなってしまいました。島田さんには ゴルフ界が大変な時に 先頭にたって 私達選手のために ツアーのためにご尽力いただきました。残念です。64歳 早すぎます。若すぎます。

 私たちも 遺志を受け継ぎ精進しますので 上から 見守っていてください・・・。島田さん。
 本当にありがとうございました。ご冥福をお祈り申し上げます。 

2008年11月03日
 優勝が始まり

 11月の最初の日曜日は スポーツの話題でいっぱいでしたね。石川君のプロ入り初優勝をはじめ プロ野球日本シリーズ第2戦での ラミネス選手のサヨナラホームラン。全日本学生駅伝での駒澤大学の3連覇。競馬(スポーツかな)の天皇賞での牝馬同士の2cmの戦いなどなど。一日中スポーツを観戦しながら楽しめた日でした。土曜日の東京六大学野球では 最近話題になっていなかった斎藤佑樹くんを擁する早稲田大学が リーグ戦で優勝していました。いつの間にか早稲田の斎藤君も 背番号1をつけて エースとしてチームを引っ張っている感じでした。秋は食べ物もおいしいですが スポーツをしたり観戦したりするのにも最高のシーズンですね。
 先ほども触れましたが ゴルフ界にとって石川遼君の優勝は 一段と活気をつけてくれるものになりそうです。このことは 20代前半や10代のゴルファーの気持ちに 一層 「遼君みたいになりたい」 「自分たちにもできる」というものを強く持たせてくれたと思います。どんな世界でも 次の世代のエネルギーが大きくなければ繁栄しません。その意味でも 若い選手が力をつけていくことは素晴らしいことです。それに負けじと先輩たちも頑張っていく・・・。いい構図になってきました。それにしても 石川くんの成長スピードは 早すぎるくらい早い感じがします。ゴルフの技術の進歩がはやく 人間的な成長が追いついていけるか。少し心配です。インタビューで 「途中苦しいゴルフで 泣きそうになった」とコメントしていましたが これからは まだまだ たくさん辛いことことや苦しいことが出てきます。もちろんうれしいことも。上を目指していくには 苦しいゴルフぐらいで泣いているわけにはいきません。厳しい言い方ですが プロとはそういうものだと思います。昨年のアマチュアでの優勝は 出会いがしらでしたが 今回は 最終日まで1度もトップに立たなかったという展開もよかったのですが プロとして 勝とうとして勝った優勝ですから 同じ優勝でも全然違うものです。価値あるものです。ここからが プロゴルファー石川遼の始まりです。よく他の選手のコメントでも「今日は我慢ができた」とか「よく耐えた」ということを聞きますが アマチュアはそれでもいいと思いますが プロは我慢して当たり前 耐えて当たり前です。これからは 苦しいこと 辛いこと 我慢すること 耐えること たくさんあると思いますが 夢に向かって がんばってほしいものです。  

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