水巻ブログ
2009年04月27日
 神様のいたずら

 季節はずれの雪が 北海道や青森などで降りました。桜の花に舞い落ちる雪。綺麗ですが とても不自然な感じです。人間の欲望が原因で引き起こされた 温暖化という気候変動が 目の前に現れ始めています。
 川奈ホテル・ゴルフ・コースで行われた フジサンケイ・レディースでも 止まっているボールが動くくらいの強風のために 最終日が中止になりました。変な天候です。私も トーナメント中に強風を経験したことの中で 強く記憶していることが二つあります。
 一つ目は 3月にフロリダで行われた ホンダ・クラシックのときの事です。この時は 台風(ハリケーン)の影響もあったのですが 18番のグリーンサイドにあった ギャラリー・スタンドが倒れたのです。「アメリカは 台風のスケールも違うな」と感じた事を覚えています。
 二つ目は 10月にスコットランドのセント・アンドリュースで行われた ダンヒル・カップのときの事です。この試合は国別対抗形式で行われましたが その日はアメリカと戦っていて 私の対戦相手は フレッド・カプルスでした。朝からの強い風で 2番ホールでは フレッドのグリーン上のボールが 突風で動くくらいのものでしたが 最後までプレーは行われました。スコアは私が87 フレッドが82だったと思います。その時感じたことは 「スコットランドでは どんな状況でもゴルフはさせられるんだな」ということでした。ちなみに次の日は 快晴。イングランド戦で 私は64でプレーをしました。その時のセント・アンドリュースのコースレコードは カーチス・ストレンジの63でした。惜しかった。しかし あのセント・アンドリュースでの 日本人のコースレコードは 今でも私が持っているのだと思います。(ちょっと胸を張って・・・自慢?)たぶん???。
 風はゴルフのプレーを難しくします。 若い時は 強い風が吹くと「やだな」と思っていましたが 年を重ねていくうち 風と喧嘩しないで 風に助けてもらおうと思えるようになったら みんなが嫌いな風も 気にならなくなりました。面白いものですね。

2009年04月24日
 パッティング

 新緑がきれいになりました。木々の緑の中で 私の大好きな木はもみじです。もみじというと 秋に赤く染まる紅葉がとてもきれいですが 春のエネルギーいっぱいの 新緑のもみじのほうが 体の中をみずみずしさでいっぱいにしてくれそうな 最高の緑色を私にみせてくれます。見ているだけでうれしくなります。
 今週は山の原C.Cで つるやオープンが行われています。何人かの選手が うちにも泊まってくれていますが 頑張ってほしいです。今週の参加選手は 幅広い年代にわたっています。杉原さんをはじめ 永久シード選手6人や 2年前までアマチュアだった 何人もの若い選手がプロとして参加をしています。若い選手たちは 石川君の活躍に刺激され 自分たちもできるんだという勢いで がんばり始めています。
 そんな中での初日 石川君はパッティングの調子がつかめていないようです。アメリカで4試合プレーをしてきて 日本とアメリカのグリーンとの違いに戸惑っているようです。まだアメリカで4試合しか戦っていない事と 17歳という若さなので パッティングの調子は戻ると思いますが 何年もアメリカでプレーをすると パッティングがわからなくなる時が来ると思います。青木さんをはじめ 尾崎直道さん 丸山茂樹君など何年もプレーをした選手は みんな 日本だけで試合に出ていた時より 入らなくなっています。もちろん私も。それには理由があります。アメリカのグリーンのほうが 滑るのです。この滑るという表現は ボールがカップインしないとき カップを過ぎてから ボールが止まるところが 自分の感覚よりも 遠くに行ってしまう事をさします。つまり 外れても 日本だったら50cmで止まるだろうという感じが 80cmになったり 1mになったりするのです。アメリカのほうが グリーンが早いから(同じ力で打ったとして グリーン上でボールの転がる距離が長いこと)では・・・?という声が聞こえますが そうではなく 止まりそうになったときに伸びるのです。ですから アメリカで戦っていると 強くヒットするというより 距離を合わせるように 自然と打ち方が変わっていきます。そのパッティングスタイルで 日本でプレーをすると カップに届かない時が出てくるのです。打てばいいだけではと思われるでしょうが 体に染みついた形は 長くやればやるほど 変えるのが大変なのです。
 どうしてグリーンの状態が違うのかというと 理由があります。それは湿度です。アジアは湿度が高く 芝が強くなりやすく 水分が多いのです。そのため 言い方は極端ですが ボールが止まるときに 最後にブレーキがかかるように止まります。しかしアメリカでは 湿度が高いといわれているフロリダでさえも 日本よりは低いのです。ですから 日本の芝より水分の少ないアメリカでは 止まりかけたボールが 日本で感じるよりも 最後のところで止まらないで 滑るように伸びるのです。トーナメントのときのように グリーンの状態が良ければ良いほど 体の動きにデリケートなものが要求されます。
 気候は変えられないので 人間が順応していくしかないのですが アジアとアメリカの試合を往ったり来たりしていると 体の反応が 対応しにくくなります。ですから 片山君のように 日本をメインにして大きい試合の時だけ海外へ行くスタイルか 丸山君や今田君のように アメリカを中心にプレーをし 何試合か日本でプレーをするスタイルかが 迷い道に入っていかないのかもしれません。でないと直道さんや私のように 長尺パターのお世話になってしまうかも・・・。
 パッティングは 難しい。  

2009年04月14日
 マスターズは大人の戦い

 久しぶりの雨が朝から降り続いています。桜の花びらも 雨と一緒に地面に落ちてしまいました。しかし 木々の新芽の緑が心をウキウキさせてくれます。いつの間にか コートもいらない季節になりました。ついに今週から 日本の男子ゴルフツアーが始まります。もっと早く始まってほしいと思いますが 現在の経済情勢を考えると 仕方がないのでしょうね。そのような中 今年もトーナメントを開催してくださるスポンサーの方々には 本当に感謝します。
 一方アメリカでは 今年最初のメジャートーナメントのマスターズが終わりました。始まる前には10代の選手の登場が 注目されていましたが 終わってみれば やはりタイガーたちが中心のトーナメントだったような気がしました。優勝はアルゼンチンのカブレラで 片山君が伊沢君と並ぶ日本人最高の4位に入りました。タイガーやミケルソンよりも上位の成績はすばらしく 片山君のゴルフが完成に近づきつつある事を感じさせるプレーぶりでした。現在のパワーゴルフの時代に 優勝者と2打差という成績は 本当に凄いことです。ゴルフに体重別のメジャートーナメントがあれば 間違いなく片山君が世界一になると思います。
 優勝したカブレラは 南アメリカ大陸のアルゼンチンの選手です。グリーンジャケットが 初めて南米に渡りました。アジアの選手で誰が最初に袖を通すのでしょうか。日本にもグリーンジャケットがやってくるのでしょうか。はやく その姿を見てみたいものです。
 今年のマスターズの感想を書いてみたいと思います。
 まずタイガーについては スイングが年々悪くなっているように見えます。特に今年は膝の手術の影響もあるのでしょうが 上体の動きが強すぎて 上下の動きのバランスが悪かったように見えました。スライス回転のボールを打つ時は コントロールしていたのでまっすぐ飛んでいましたが 強く振りにいった時には 左右に曲がっていたようです。それでも6位タイですから 実力が上位なことは疑いのないところです。
 優勝したカブレラについては 持っているものをすべて出してプレーできたように見えました。南米人特有の明るさが いい結果につながったようです。ミスをしても引きずらないことや 今できることに集中してプレーするところなど ゴルフにはとても重要で 彼の明るさが勝因でした。最後は ケニー・ペリーのミスで優勝が転がり込んできた形でしたが 2007年の全米オープンでの優勝経験が 最後まで彼を 自分のプレーに集中させてくれたのだと思います。
 最後に ケニー・ペリーについて。私がアメリカで試合をしていた頃 彼は 同じテーラー・メイドの契約ということもあって 英語がしゃべれない私に いろいろと気遣ってくれました。今回 是非優勝してほしいと応援していましたが 残念でした。最終日は なかなかスコアが伸びませんでしたが 15番で1打リードし 16番のショートホールではスーパーショット。またバーディーで2打差になりました。結果的には このことが敗因だと私は思っています。人間は 初めて目標を達成しそうになった時(今回の場合 メジャーチャンピオンになる) リードをして ゴールが見えると急に リードを守りたくなるものです。ケニーも 2打差であと2ホールを残し 急にパーがほしくなってしまったように表情から覗えました。それまでまっすぐいっていたショットが 17番のティーショットは右へプッシュアウト。セカンドショット左。18番ティーショット左。セカンドは バンカーからまた左。下半身の動きが悪くなり 上体だけでスイングしてしまった結果でした。プレーオフでも左へ。もし16番がパーで終わり 1打差で17番・18番へいっていたら 勝っていたような気がします。勝てるという気持ちが 17番のティーグランドで 体の中から出てこなかったら・・・。メジャーに勝ったことがある選手だったら リードは多いほうがいいのでしょうが。残念でした。 しかし 彼には またチャンスが来ると思うので 頑張ってほしいです。
 今年のマスターズを見ていて感じたことは この大人の男たちの戦いの中では まだまだ子供たちでは 歯が立たないということでした。

2009年04月07日
 新しい時代のマスターズ

 桜が満開になりました。散歩コースの保津川の土手の 桜並木の桜の花が ついに「春が来たよ」と言わんばかりに 咲き誇っています。よく見ると花は梅とは違い 下を向いて「人間のみなさん。よく見えますか」と語りかけるように やさしく花びらを広げています。昔に比べて 花の色が白っぽくなったように感じますが 排気ガスのせいですか?
 ゴルフ界は 今年もマスターズの季節になりました。今田君や石川君の夢のマスターズです。頑張ってほしいものです。残念ながら 大学生になってからゴルフを始めた私にとって マスターズは夢の試合ではありませんでした。高校生まで違うスポーツをし 大学に入ってから始めたゴルフも プロになろうと思って活動していたわけではないので マスターズのテレビ中継もほとんど見ていませんでした。ですから プロになり アメリカの試合に出るようになっても メジャーの一つの試合というくらいにしか認識していませんでした。。アメリカに10年以上住んでいた私が このように感じていたとは不思議に思われるでしょうが 何が何でも出場したいという試合ではありませんでした。今思うと 少し頑張って 一度くらいプレーできていれば 楽しかったかなとは思っています。
 そんなマスターズの試合で 今年ついに タイガーを見てゴルフを始めた子供たちが登場します。石川君をはじめ 全米アマを勝った19歳のダニー・リー選手。そしてヨーロッパツアーで優勝した19歳 アイルランドのマキュロイ選手。皆 タイガーが初めてマスターズに勝った時に 10歳にもなっていなかった子供たちです。また 新しい時代が始まりました。楽しみです。
 今年すぐには結果は出ないでしょうが タイガーを倒す存在に育ってほしいものです。  

2009年04月04日
 テレビって

 4月に入り 日本のプロ野球が開幕しました。WBCの優勝もあって また野球を見たいなと思われてる方も多いと思います。昭和33年に東京で生まれた私にとって 長嶋さん王さんが活躍をされていた 巨人軍のファンになることは あたりまえのことでした。テレビの放送も 関東では巨人戦が中心で 野球イコール巨人というものでした。偏った情報しか入らないと 自然にそれが中心のような気になってしまうものだと 関西に住んでみて感じています。なぜなら 関西でスポーツ新聞〈報知新聞を除く)を購入すると 阪神が野球の中心として1面・2面・3面を飾っています。民放のテレビ放送のスポーツの話題でも 当然のように阪神が中心で 他球団のことは オマケのように扱われています。もちろん他の地方に行っても 名古屋では中日が 福岡ではソフトバンクが 北海道では日本ハムが中心です。地元のチームを応援するということでいえば ごく自然のことなのでしょうが いい意味でテレビや新聞というメディアに扇動されているようにも思えます。情報とは何なのでしょうか。とか考えながら 一人の野球ファンとして 今年もプロ野球を見始めています。
 今年は セ・リーグとパ・リーグが同時に開幕しましたが 開幕カードで 一番注目をしていたのはWBCで大活躍をした 楽天・岩隈投手と日本ハム・ダルビッシュ投手の投げ合うゲームでした。私だけではなく野球ファンなら 誰でもが気になる試合だったと思います。しかし残念ながら 地上波もBSも放送はなく 二人の投げ合いは見ることはできませんでした。例年通り 関東では巨人戦 関西では阪神戦が放送され 例年通りセ・リーグ中心の開幕の一日でした。
 WBCの時 皆さんも感じられたと思いますが 中心になっていたのは パ・リーグの選手達でした。岩隈投手・田中投手(楽天) ダルビッシュ投手・稲葉外野手(日本ハム) 中島内野手・片岡内野手(西武) 杉内投手・川崎内野手(ソフトバンク) イチロー外野手(元オリックス) 松坂投手(元西武) 城島捕手(元ソフトバンク) 小笠原内野手(元日本ハム・巨人)など パ・リーグの選手です。昔から 人気のセ 実力のパと言われていますが あらためて思い知らされたWBCでした。
 ですから 世界レベルの二人のピッチャーの投げ合いは見たかったのです。
 私たちは 自分たちが本当に見たいものを テレビなどメディアから見る事ができているのでしょうか・・・。作られたもの(人気)を見せられているのか と考えさせられます。身の回りに溢れている大量な情報から何を受け取るのか 野球を見ていて テレビって・・・を考えさせられた一日でした。

2009年04月02日
 あきらめない

 4月に入りました。昨日は季節はずれの寒さでしたね。今朝起きたら 京都・亀岡の山は 薄っすらと雪化粧をしていました。散歩途中の 桜並木の三分咲きの桜の花と 山の雪。季節の変わり目を感じさせてくれる朝でした。一昨日と昨日の二日間 兵庫のABCゴルフ倶楽部で 今年の日本プロゴルフ選手権の最終予選会が行われました。結果は47位で 出場できるか微妙な順位ですが・・・疲れました。 1か月前の翠泉合宿で得た スイングのヒントをテストしながらプレーしたのですが 以前よりも体の力を使うため 疲労度も大きいようです。その上に昨日の寒さと雨と風。50歳の体には 負担があったようです。しかし 飛距離は伸びているようで 一緒にプレーをした若い選手たちにも引けをとらないところから セカンドショットが打てたのは収穫でした。ABCゴルフ倶楽部で 10月に行われるトーナメントの時にも 今まで打ったことのないようなところから セカンドショットが打てたホールもあったので びっくりしています。これから先は 何年もトーナメントでゴルフができるわけではないと思うので できることは一所懸命 老体に鞭打ちながら しようと思っています。
 今日は4月2日。私の父の83歳の誕生日です。昨年 癌が見つかってから 好きなゴルフもできず のんびりと生活をしています。12月に気功の先生に治療していただいて 先月の中旬ぐらいまでは 調子も良かったのですが 病院でC.T検査をしたところ 気功で癌はなくなってはいませんでした。しかし 肝臓の入り口の門脈は 2本ある2本ともが癌でふさがっていて 通常でしたら生きていることはできない状態にもかかわらず 自分自身で 胃と肝臓をつなぐバイパスをつくり 普通に生活ができているのだそうです。気功の先生がおっしゃった通り 自然治癒力を高める気を送ってもらった事で 自分の体が自分で生きようと働きだしたようです。疲れやすく 食も細くなってきましたが 息子としては ずっと 元気でいてほしいと思っています。母親の分まで・・・。しかし残念ながら 人間はいつかは死を迎えます。私にも 私の息子にも 誰にでも 必ず訪れます。ですから 親父には 残された人生を 体の調子がよくないと言って 「もう死んだほうがいい」とか言わないで 最後まで生き切ってほしいです。
 私たちは 生かされているのですから。 

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