水巻ブログ
2009年05月30日
 神様のいたずら 2

 今週は 関西テレビのお手伝いで 三菱ダイヤモンドカップが行われている 大洗ゴルフクラブに来ています。太平洋に面し たくさんの松に覆われ 日本でも指折りの難コースとして有名なところです。
 2日目が終わり トップのスコアは1アンダーです。日本オープンのセッティングのように フェアウエーが狭かったり ボールが見つからないくらい ラフが伸びているわけではないのに 選手は苦戦をしています。初日 アンダーパーでプレーしていた選手は 31人。それが2日目には誰もいませんでした。イーブンパーの選手が1人。1オーバーの選手が1人。2日目をプレーした選手の平均スコアは 78(6オーバー)を超えていました。その原因は 風 でした。風といっても強風です。パッティングの時 カップのそばで止まりそうになったボールが 突風によってカップから離れてしまうくらいの強風です。片山君もその影響で 4パットをしてしまいました。 先月行われた 女子のフジサンケイレディースの時のように グリーン上で 止まっているボールが動くことはなかったので プレーは続行されましたが 風が吹かなくてもタフな大洗G.Cで これだけの強風が吹くと プロでさえも手に負えませんでした。選手もホテルに帰って ぐったりとしていた事と思います。
 これだけの風が吹くと テレビの中継にも支障をきたします。選手が打ったボールが風に流され 見失う時もありそうなくらいです。2日目の模様は 関西地区だけの放送でしたが 昨日の放送の中で 18番のセカンド地点にある上空からの映像は使えませんでした。通常は 50m近い鉄塔の上にカメラマンが登り 映像を届けてくれるのですが さすがに 昨日は無理でした。風が強ぎて カメラマンが落ちる危険があったからです。 
 私も学生時代 ゴルフのトーナメントのアルバイトで 50m近いテレビの撮影用の鉄塔に上がったことがあります。 地上での風は「あるかな?」というぐらいでしたが 上に着いた途端に 立っていられず腹這いになり すぐに降りてきた記憶があります。(ほんとに 怖かった) (高所恐怖症かも) ですから プロになってからは あの高い鉄塔の上に平然と立ち 映像を撮り続けているカメラマンの方を プレーしながら いつも尊敬のまなざしで見上げていました。
 風という自然の力は 凄いものです。雨もそうかもしれません。しかし もし毎日 風も吹かないで 雨も降らず 穏やかな晴れの日が続いたら はじめは良くても 嫌になってしまうのでしょうね。神様はいろいろなことを 私たちに見せてくれて 飽きないようにさせれくれているのかもしれません。私たちの感情と一緒ですね。うれしい・たのしいだけではなく かなしい・くるしいがあるから うれしいが より嬉しいになり たのしいが より愉しいになるのと。 
 そう考えると 強風もまた 良し(好し・善し・美し・・・)かも。  

2009年05月27日
 感謝できるという強さ

 もうすぐ5月も終わりになります。3週間ぶりに男子のトーナメントが再開されます。何故このようなトーナメントのスケジュールになってしまうの?という疑問をお持ちの方も たくさんいらっしゃると思いますが それは 残念ながらJGTO(日本ゴルフツアー機構)が スケジュールをコントロールできていないからです。理由はいくつかあります。スポンサーサイドやテレビサイドとのスケジュールの調整がうまくいっていないこと。トーナメントを開催するにあたっての費用が 賞金総額の4倍近くもかかってしまうのが現状のため トーナメントをしたいと思ってくださる企業の負担が大きすぎること。それに加え 現在の景気の悪化で 5年後・10年後の計画を立てにくくなっていることなどがあげられます。しかし JGTOには 応援してくださるファンのためにも 魅力あるツアーにしようと もっと努力してほしいと思います。もちろん 私たち選手も 一人一人が 魅力ある選手になっていかなければなりません。試合数が減っている苦しい現状は 危機ですが ピンチの時こそ 新しく変えていくチャンスですから。
 話は変わりますが 大相撲夏場所で 日馬富士が初優勝を飾りました。次の横綱も モンゴル出身の力士になりそうですね。今場所で定年退職をした 高見山さんから始まり 外国人力士の活躍が続いています。外国(日本)で それも相撲界という厳しい世界で みんな本当によく頑張っています。そんな外国人力士のコメントの中に 共通して出てくる言葉があります。それは お父さんやお母さんへの 感謝の言葉です。今回の日馬富士の優勝インタビューの中にも「尊敬しているお父さん(故人)と 大好きなお母さんの子供として生まれてきて 本当に感謝しています」という言葉がありました。それから「お母さんが作ってくれた料理が 一番おいしい」とも。今 日本人がそんな言い方をしたら かっこ悪いと思いわれがちな言葉を にこにこしながら話をしていました。日本人が言ったら 「マザコンじゃないの」と言われそうです。しかしこれが 今の日本の男(男性)に足りないところのような気がします。もし日馬富士に 「マザコンじゃないの」と言ったら 「そうかもね お母さんのこと 大好きだからね」そして「自分を生んでくれて 感謝をしているよ」と言われそうです。なんか 大地に足がついている感じですね。優勝インタビューの中に そのように感じさせるものが随所にありました。そんな日馬富士も 大関に昇格直後の 先々場所と先場所は いい結果は残せませんでした。本人の言葉によれば 大関だから大関らしく と思いすぎたようです。つまり 人からどう見られているかということが 気になりすぎたのです。そして今場所 ようやく お母さんのことが大好きだと言える日馬富士が戻ってきました。毎日毎日 一心不乱に 一所懸命相撲を取れる男です。他の人からどう見られるかではなく どう一所懸命生きるのか。これが現在の日本の男に欠けているものなのかもしれません。尊敬できるもの(両親) 威厳のあるもの(父親) やさしく包んでくれるもの(母親)の存在が 自分に自信が持て 強く生きていける理由なのかもしれません。
 強い 日本の男 帰ってこーーーい !!!。

2009年05月21日
 ニュース

 5月初めから始まった田植えも 場所によって・・・いろいろです。これから田んぼに水を引き入れ 今週末に 田植えをしそうなところもあります。収穫の時期をずらすことにも 何か理由があるのかもしれません。そんな中 畑では たまねぎが収穫時期をむかえそうなぐらい 大きくなっていたり 黄金色になった麦が 風に揺られ 秋を思わせるような風景を見せてくれています。
 田畑では 例年と同じことが行われている中で 人間界では メキシコから発生した新型インフルエンザが 日本にも上陸し 先週関西で確認されたことをきっかけに 昨日関東でも二人感染していることがわかりました。これからも 増えていくことが予測されています。しかし この新型インフルエンザは毒性が弱く 普通の健康な人であれば 例年のインフルエンザと同じぐらいなものであることは 少し前から言われていました。インフルエンザが流行る頃に言われる 家に帰った時は うがいと手を洗うことが 今回も重要だと言われています。何が今までのものと違うのかといえば メキシコでたくさんの方が亡くなったことが ほかの国の人たちを不安にさせました。特に日本人が騒いでいることの原因は(アメリカではマスクをしている人は少ない) 日本のテレビや新聞の報道にあるのだと思います。もちろん メキシコでのこと アメリカでの感染者のことなど 伝えなければいけないことはあると思いますが 成田での監視体制 感染してしまった人たちがいるところ(学校や住んでいる地域)に カメラクルーを送り込み 毎日のように さも「みなさん 怖いですよ 気をつけてください」と言われれば 誰でもが不安になり マスクを着けなければと 過剰反応させられてしまいます。気をつけることを促すことは 大切だと思いますが どこへいってもマスクが売り切れになるぐらいになることは 問題のような気がします。沖縄出身のビギンの『がんばれ節』のなかに おもしろい歌詞があります。「ニュースを見なけりゃ 大変だ。見れば 余計に大変だ・・・。」ほんとに そのとおり。ニュースって何なのでしょうね。
 今の時代 ニュースって当たり前のように 私たちの前に これでもかと出てきて 知らなくてもいいようなことまで 知らされている感じです。人間には知らないことを知りたいという欲望はあると思いますが 今は その欲望を超えるくらいの情報が溢れているのかもしれません。
 何が 適正で 何が 大袈裟なのか。 

2009年05月16日
 ザ・レジェンド

 寒い時を忘れてしまいそうなくらいの暖かさが続いています。そろそろ セーターも箪笥の奥に仕舞うことができそうです。
 今日と明日の2日間で ザ・レジェンドというトーナメントが千葉県の朝倉CCで行われます。このトーナメントは 青木さんとトランペット奏者でゴルフが大好きな日野さんが中心となって 子供たちへのチャリティーを目的としておこなわれるものです。プロ1人とアマチュア3人でプレーを2日間します。通常のトーナメントとは違い プロ・アマの交流も兼ねています。参加するプロは 青木さんをはじめ中嶋さん 倉本さんや片山君 石川君など ゴルフファンの方でしたら誰でもが知っているプロが 31人参加します。私も参加しますが とても楽しみです。最近 日本でもチャリティーという言葉が定着してきましたが 少し前まで 自分のことで手いっぱいだった私たちプロゴルファーも やっと 世の中に役に立つことができそうです。
 私事ですが 周りのことをあまり考えずに ゴルフを頑張ろうとしていた若い時から 世の中に役に立ちたいと思える50歳になれている自分のことを 今 ありがたく思えています。

2009年05月05日
 不器用な田んぼの力

 5月5日 子供の日です。道すがら鯉のぼりをよく見かけます。風にたなびく鯉のぼりを見ていると 気持ちよく感じますね。毎年この頃になると 田植えが始まります。掘り起こした田んぼに水を引き入れ 稲の苗を植えていきます。田植え機が通った後に 次々と5cmぐらいの苗が 水面から顔を出しています。この子たちが10月ぐらいになると穂をつけ お米を作ってくれます。日本を代表する食べ物です。私の母方が農家だったので 小さい頃からおいしいお米を食べさせてもらいました。ですから お米が一番好きな食べ物で 一番 ホッとできる食べ物です。日本人ですね。
 田植えの話に戻りますが 今は機械で田植えをしますが 昔は全部手で植えていたんですね。相当な重労働だったと思います。家の者みんなで協力して 田植えをしたので みんなが食べ物を大事にできたのだと思います。昔 田舎へ行くと 腰の曲がったおばあさんがたくさんいらっしゃったのも 農家の仕事がそれほど大変だったという証かもしれません。
 少し話は変わりますが 田んぼのことを考えていると 頭に浮かんでくることがあります。それは おとことおんなのことです。何故?と言われそうですが それは漢字からなのです。以前から男と女は違う生き物だと書いてきましたが 男という漢字は「たんぼのちから(田の力)」と書きます。女という字は「くのいち(くノ一)」と書きます。つまり男性という生き物は そこにあってどっしりとしていて 不器用だけれども 何があっても動じないというもので  女性という生き物は 「くのいち」つまり女の忍者で 身軽で 何にでも対応できる柔軟性があるものではないかと思っています。ですから 男がやらねばならないことと 女がやらねばならないことは違い それぞれの役割があるのだと思います。それぞれ出来ることと出来ないことがあり 助け合って生きていくように 神様は人間を作ったのではないでしょうか。
 私も20代の頃から 今の時代は男も何でもできなければいけないと思い ある程度のことはできるようになりました。掃除・洗濯・アイロンかけ・食事の支度・などなど・・・ある程度は。もちろんゴルフも。子育ても。しかし 「たんぼのちから」のような男ではなかったような気がします。「困った時はお父さん」のような感じではなかったような。男と女は平等だと勘違いをしていた感じです。それに気づかせてくれたのは 意外にも レディファーストの国・アメリカでの生活でした。もちろん 男女仲良く 寄り添って暮らしている人たちもたくさんいましたが 仕事で成功している人たちのほとんどが 男女の役割をしっかりと持ち 生活をしているところを見ることができたからです。日本で見聞きしていた事とは違い 男が強いのです。しかし 奥さんを大事にしていないわけではない。いろいろなことに男が責任をもって生きているのです。日本では 男が強いと 男尊女卑みたいに言う人がいますが 決してそうではなく それぞれの役割を果たしているだけなのです。日本でも 「台所には男は入るな」とか「女だてらに」とか言われた時代がありましたが 少し前までは 日本人も役割をもって 男女それぞれが生きていたのかも知れません。
 紆余曲折の後 今は個人的には 女性は男に守られ 男は家族を守っていくという生き方が 人間には自然だと感じています。どうですか みなさん!
 「田んぼの力」のような男は少なくったと思うのは 私だけでしょうか。みんな男性になっちゃって!
  

2009年05月01日
 自然の一部でいられることの心地良さ

 5月に入りました。もう2009年も 三分の一が過ぎてしまいました。昨日北海道の釧路では 朝の気温が氷点下で 午後1時の気温が 27度を超えるという異常な一日となりました。最近天候がおかしいです。異常が続くと それは異常ではなくなり 当たり前のことになっていってしまいます。 そのうち日本は 熱帯性気候に分類され 現在の東南アジアのような気候になっているのかもしれませんね。現在問題になっているインフルエンザも 地球の温度上昇が原因なのかもしれません。もともとインフルエンザは 気温が下がり 乾燥しだし 流行りだすウィルスだった気がしますが 北半球で しかもこれから暖かくなっていくこの時期に 問題になるとは・・・。これからも 新種のウィルスが出てくるかもしれませんね。
 それでも 木々たちは 春になりある程度の気温になると 芽を出し 葉をひろげ 花を咲かせ 種を作り 枯れて 次の年に備えて 暖かくなるのを待ち 再び芽を出す。天候が異常ならば 異常なりに 何年かをかけて対応していく。人間とは違うようです。なぜ人間は 夢や希望など 欲望持って 前に向かって生きていくことを良しとするのでしょうか。どうして 子供たちに夢を持たせようとするのでしょうか。夢を追いかけていくことが 一所懸命生きていることなのか。大人は 結果を出さなければと 肩に力を入れ 毎日を頑張っていなければならないのか。(そういう私も ゴルフが上手になりたいと 肩に力を入れ 一所懸命頑張ってきましたが) 50歳になり 旅館で青々とした木々を見ていると 頭の中にいろいろなことが浮かんできました。答えはわかりませんが うちの旅館の庭をのんびり見ているときは 大袈裟ですが 今まで生きてきた人生の中で 一・ニを争うくらいの素敵な時間です。庭の中の一部として自分がいられる感じです。気持のよい時間です。
静かな空気の動き 水の音 ゆっくりと揺れる青々とした葉 鳥の啼き声・・・。
こんな時を 感じさせてくれて ありがとう。
みなさんの周りにも こんな素敵なところがあると思います。もしなければ 翠泉に遊びに来てください。

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