水巻ブログ
2009年06月29日
 目に映るもの 心に映し出されるもの 

 朝の散歩も 午前7時を過ぎると 暑いくらいの季節になりました。田んぼは 5月に植えた稲が 30センチ近くに育ち 青々としています。5月始めには 水浸しだった田んぼが 今では 稲の根元がまったく見えなくなっています。
 先週行われたミズノオープンは 石川遼君が 通算3勝目となる優勝を飾りました。ドライバーを持って果敢に攻め(ドライバーを持つことが攻めているかは疑問ですが) 見事に他の選手を抑え優勝しました。この結果 今年の全英オープンの出場資格を獲得しました。がんばってきてほしいものです。毎年6月に行われるミズノオープンですが 4日間 雨がふらなっかたのは 初めてではないでしょうか。今年は本州に梅雨が来るのか心配です。
 先週 アメリカで行われたUSオープンは 雨の影響でグリーンが柔らかく 多数の選手にチャンスが生まれ ダークホースのルーカス・グロバー選手が優勝しました。今年のUSオープンでは 優勝よりも 私を感動させてくれた選手がいました。デビット・デュバルです。1990年代後半 タイガーと世界一を争っていた男です。1998年にはPGAツアーの賞金王になり ワールド・ランキングも1位になりました。彼は 2003年ごろから調子を崩し 予選も通らなくなり 苦しんでいました。原因は 彼のプライベートのことでしたが 新しい家族を持ち 少しずつ良くなり やっと予選を通るようになっていましたが 優勝争いに 絡んでくることはありませんでした。その彼が 今回のUSオープンで2位に入ったのです。苦しい時を知っているので 最終日14番・15番をバーディー。そして16番で3メーターぐらいのバーディーパットを決めて トップと1打差になったときには テレビを見ていた私は鳥肌が立ち 「がんばれ」と 思わず声が出ました。結果は 17番でボギーを打ってしまい 2位になりましたが 興奮させてくれました。そして表彰式では 息子を抱いている姿が映り 助けてくれる人の力の大きさを感じ 熱いものが込み上げてきました。世界の頂点を極めた男が どん底まで落ち それでも諦めずに復活してきてくれた。心の底から拍手を送りたかったです。そして その姿を見せてくれたことに ありがとうと言いたいです。(早(優勝する姿も見てみたい)
 石川君の最終日18番でのバーディーパットと デビッドの最終日16番のバーディーパット。同じ優勝に絡んでいるバーディーパット。どちらも入ったのですが 見ていて まったく違う感情を抱きました。 どうして これだけ感情が違うのかと考えると 私は勝負どころのパッティングを見ているのではなく その人が生きてきて 苦しみ 悩み それに打ち勝とうと がんばっている姿を見せてもらい 感じているのだと気がついたのです。多分ゴルフというスポーツは その人の生き方がそのまま出るもので それぞれの人間の勝負だから面白いのかもしれません。(今 悩み 苦しんでいる人 諦めないで頑張って!頑張れたら 最高の笑顔が待っているから!)
 私だけかもしれませんが 最近20台前後の男の子 女の子たちが プロゴルフ界で大活躍をしていますが 昔ほど私の気持ちを喜ばせてくれません。スイングもきれいだし 優勝スピーチも上手だけれど デビッドがくれた感動を感じることが少なくなりました。どうしてなのか 歳なのか。それとも
  道具の進化が ゴルフという競技の面白さをなくしてしまったのかな・・・

2009年06月22日
 緊張できる楽しさ

 湿度が高く 不快な季節が始まりました。ニューヨーク郊外で行われているUSオープンゴルフも 大雨に襲われ中断が続き 選手もギャラリーも大変です。しかし そんな悪天候の中でもギャラリーの人たちは 選手たちの戦いを楽しんでいます。(アルコールが入りすぎている人も多いようですが)
 日本からも4人の選手が参加しましたが 昨年賞金ランキング2位の矢野 東くんが ただ一人予選を通過しました。(残念ながら 今田君 横尾君 甲斐君は予選落ち) それも4位というすばらしい順位です。順延続きで アメリカ時間の日曜日に第3ラウンドが行われましたが 最終組の前の組でプレーをした矢野君は スコアを崩してしまいました。第3ラウンド終了後のコメントで スタートの1番ホールのグリーン上のパッティングで手が固まったように感じで 16番からは 今まで感じたことのない雰囲気を感じたとコメントしていました。スコアは77で 決していいスコアではありませんでしたが すばらしい経験ができてぃると思います。初めてのUSオープン 初めてのメジャーでの優勝争い 初めての緊張感・・・ たくさんの初めてのことを経験できています。緊張することは 決して悪いことではありません。 誰でも いい結果を出したいと思っていれば 緊張するのです。 ただそれに慣れればいいのです。つまり何回も経験さえすれば だれでも その緊張からは抜けられるのです。人によって 早い遅いはありますが。大切なことは 経験したことのないことに直面すると 誰でもが緊張することをわかることです。自分だけではないことに気がつけばいいのです。すると 少し緊張が和らいでいきます。
 何事も上達していく過程では 必ず初めて経験し 緊張することがたくさんあります。あのタイガー・ウッズでさえも 始めてのメジャー出場や 初めてのメジャーでの優勝争いの緊張感・・・は通ってきている道なのです。1回目の優勝がなければ10回目はないのです。矢野君も日本へ帰ってくる飛行機の中では悔しく思うでしょうが それと同時に 自分にもできそうだ という自信も感じて帰ってきてくれることを願っています。
 それにしても たくさんのギャラリーの中でプレーできることは楽しそうですね。

2009年06月20日
 あなたは どんなボールを打てますか

 関西地区では 梅雨入りしたというのに 暑い晴れ間が続いています。日本のツアーは またお休みですが アメリカでは 今シーズン2戦目のUS(全米)オープンゴルフが ニューヨーク州のベスページステートパーク・ブラックコースで始まりました。注目のタイガー・ウッズは1thを終えて4オーバーです。初日は大雨で途中でプレーが中止され 今日2日目に残りの1thと2ndが行われています。昨日スタートの早い選手は 大雨の中 何ホールかをプレーし スコアを崩してしまい 少しアンラッキーでした。その上 2日目のスタートも朝早く 濡れたコースでプレーをさせられ いいスコアになりにくい状況でのプレーでした。しかし ゴルフは もともと アンラッキーがあるスポーツです。スタート時間の早い遅いによって 天候が違ったり 一緒にプレーする選手のリズムが悪かったり・・・と 選手一人一人が 同じ状況でプレーすることはありません。ですから一流選手で 不平を言う選手はいません。どんな状況でも いいスコアを出さなければならないないことを知っているからです。しかし今回のような悪天候だと なかなかいいスコアを出すことは難しく 初日 午後スタート予定だった選手のほうが上位にいます。
 USオープンは 世界で一番難しいコースセッティングということで有名です。長いコース 狭いフェアウエイ 長いラフ 硬いグリーン どれをとっても選手にとっては気の抜けないものです。長いコースには遠くへ飛ばすこと 狭いフェアウエイには正確なショット 長いラフには 長い草に負けないパワー 硬いグリーンにはスピン量の多いショットが要求されます。 そして何よりも必要される強靭な精神力 ゴルフに必要なものすべてのような気がします。
 今回のUSオープンのセッティングで 一つ難しくできなかったことがあります。それは雨の影響でグリーンが柔らかくなってしまったことです。硬いグリーンですと スピン量の多い選手が有利なのですが グリーンが柔らかいと 他の選手にもチャンスが出てくるのです。通常みなさん(アマチュア)がプレーしているゴルフ場は グリーンを非常に柔らかくセッティングしています。ボールのスピン量が少なくてもグリーンに止まるようになっています。もし 皆さんがプレーしているゴルフ場のグリーンを 日本の男子のトーナメントのグリーンの硬さにセッティングしたら ローハンデの人でも ショットを打ってグリーンに止めることは難しいと思います。つまりそれだけ グリーンの硬さは重要なのです。例年のUSオープンでは スコアが伸びないで苦労している選手の表情を見ましたが 今年は バーディーがたくさん見られるUSオープンになりそうです。

ゴルファーのみなさんに一言
  みなさんは練習場で 真っ直ぐ打つことばかり考えていませんか。
  コースでは どんなボールが打てるかが重要なので 曲げるショットも練習してください。
  そして もうひとつランクの上の 打ったボールにどれくらいスピンがかかっているかも
  意識して練習してみてください。スピンの多いボールと少ないボールでは
  飛んでいるときに軽く見えるほうが スピンの多いほうです。
  ちょっと 難しいかな・・・。

2009年06月13日
 いろりろなかたち

 雨 雨 雨です。北海道・恵庭で行われている 日本プロゴルフ選手権は 大雨にたたられて 初日が中止になり 今日 土曜日の朝も 空から雨が落ちています。北海道には 梅雨がないと思われがちですが 以前から蝦夷梅雨といって 6月に期間は短いですが 雨の多い時期があるそうです。
 トーナメントは 金曜日の初日を終えて 池田勇太くん 堂本君など 若い選手がリードしています。その中で 50歳を過ぎた選手も頑張っています。ジャンボさんをはじめ 尾崎建夫さん 飯合さん 倉本さん 室田さん 渡辺さん そして私と。濃いメンバーです。しかし共通した点があります。それは 遠くからでも スイングしている姿を見ると 「誰だ」とすぐわかる人たちばかりです。つまりそれぞれが 個性的なスイングの持ち主なのです。最近のように ティーチングプロがたくさんいる時代に育ったわけではないので 個性的になりやすかったのですが それにしても いろいろです。現在 トーナメントで戦っている選手たちのスイングを 遠くから見ても 誰なのかわからない選手が多くなりました。ティーチングプロが タイガーなど 現在活躍しているプロを研究して 同じようなことを教えるため スイングの個性というものがなくなり 同じようなスイングになっているのだと思います。これだけ テレビやビデオなどで 情報を集められるのでは 仕方ないのかもしれませんが いい現象ではない気がします。その理由は いつもティーチングプロに教わっていると 調子が悪くなると すぐティーチングプロに教えてもるうことを求めて 頼るからです。何事も同じだと思いますが 上達していくためには 教えてもらうのではなく 覚えていかなければならないからです。つまり人から教えてもらって できていくのではなく 自分で作り上げていかなければ 上達(自分のものになる)しないのです。つまり 上達していくということは 一人一人のかたち〈個性〉が できていくということなのです。決して ティーチングプロを否定しているわけではありませんが ティーチングプロに頼りすぎることは あまり勧められません。強くなるため 上手くなるためには 自分で自分を作り上げていくしかないのだと思います。
 どんな形であっても 作り上げ 結果を出せれば それが主流になっていくのです。
 がんばれ 個性派!
少し 私のことも おまけで・・・。
 昨年まで愛用していた長尺パターを 今年初めから 普通の長さのパターに持ちかえ 心機一転 頑張ってきましたが 6月12日をもちまして別れを告げ また長尺パターのお世話になることになりました。わたくしをサポートしてくださっている 関係各位の皆様には 「長尺パターは箱にしまい 二度と使わない」と大口をたたいたことを 深くお詫び申し上げます。一言 言い訳をさせていただくと 普通の長さのパターでパッティングをすると カップが小さかったり カップが動いたりしている気がするのです。(ただ 下手で 入らないだけなのですが) こんな私でありますが これからも応援よろしくお願いします。

2009年06月09日
 次はだーれ

 今週は 北海道で日本プロゴルフ選手権が行われます。出場のため 月曜日の夕方に 千歳空港に着きましたが セーターを着ていても寒いくらいの気温でした。京都を出るときには 25度近くあったので びっくりしました。
 先週まで 日本のゴルフツアーは 5試合が行われましたが 5試合とも日本の選手が優勝しました。そして 5試合で 3人の初優勝者を出しました。つるやオープンの富田くん。ダイヤモンドカップの兼本くん。そして先週行われた 日本ゴルフツアー選手権での五十嵐君です。アメリカでも 数年前から 初優勝の選手が増えてきましたが クラブやボールの進化が 選手の技術向上を助け 選手間の力の差をなくしてきたようです。ですから これからは スーパースターは登場しづらくなっていくのかもしれませんが(タイガーが最後の大物選手になるのかも・・・)10代のチャンピオンや 40歳での初優勝・・・と たくさんの選手にチャンスが出てきたことは 事実だと思います。
 さて 次は 誰の番でしょうか。

  Never give up !!!

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