水巻ブログ
2009年11月27日
 賞金ランキング

 今日も京都・亀岡は霧の朝でした。朝の散歩途中 畑のあぜ道で足を止めてみると 10m先の大根の葉っぱは見えますが その先は真っ白。不思議な空間です。何も見えず 自分たちだけしか この世の中にいないような・・・。
 今週は 四国の高知県で 実質的な最終戦である カシオ・ワールドオープンが行われています。石川君・池田君・片山君の賞金王争いに注目が集まっていますが 一方では 来年度の出場権をかけたシード権争いも行われています。賞金ランキング70位以内の選手に与えられる来年の出場権。実は出場権だけではなく シード選手かシード選手でないかで 来年度の各メーカーとの契約内容も変わってきます。シードのボーダーラインの選手は大変です。昔こんな選手がいました。その頃は 沖縄で行われていた大京オープンが最終戦でしたが 練習日からその選手は 一日一日と痩せていくことがわかるくらい 頬がこけていくのです。多分 何週間も前から シード権のことで精神的にナーバスになっていたのだと思うのですが 最終戦のときは 食事も喉を通らなかったのかもしれません。残念ながら その選手は シード権を獲ることができませんでしが 出場権をかけた予選会がよかったので 次の年の試合には出場してました。
 このシード権は 現在では70位としていますが 以前は 30位や40位のときがありました。アメリカの賞金獲得シードが 125位ということの影響で 日本ももう少し増やそうと 現在の70位になりました。変更された当時の70位の獲得賞金は 2000万円弱。しかし現在は 1200万円前後。宿泊費・交通費・プレー費などの経費を差し引くと 以前は1000万円前後の収入があったシード選手も 現在の金額ではほとんど残りません。(経費は1試合当たり30万円前後かかる。その上プロゴルファーは試合のない12月から3月までは収入なし。) つまり70位のシード選手は お金を稼げていないということになります。ちなみにアメリカのシード125位の選手は 8000万円前後(賞金総額が違いすぎるので)ヨーロッパツアーは 3000万円強。日本の女子でも1500万円強の賞金を獲得しています。  実は日本の男子ツアーで このシードの順位を減らそうかという事が問題になっています。賞金シードという プロゴルファーとしての一つの目標を達成しても 生活できるかできないかの賞金でいいのか・・・。そこが論点です。

  みんな がんばれーーー。
 

2009年11月20日
 気はやさしくて 力持ち

 今日も相撲の話題を。先日 大関・魁皇関が幕内800勝を達成しました。37歳。すばらしい記録です。1位の千代の富士関の 807勝という記録を破ることは間違いないと思われます。幕内在位98場所での800勝達成です。98場所というと 1年は6場所ですから 17年間も 幕内力士として活躍していることになります。17年も頑張り続けるということは 体と体がぶつかる相撲では考えられないことです。
 私は 魁皇関が相撲を取り続けられた事には 2つの理由があると思っています。
 一つ目は 横綱になれなかったこと。魁皇関には申し訳ないのですが もし魁皇関が 横綱になっていたら この記録は生まれなかったと思います。その理由は 腰に持病を持ち 毎場所10勝前後の場所が続き 勝ち越してはいますが 優勝争いに絡むことが少なくなって来ました。このことは大関ならば 許されることですが 横綱であると このようなことが3場所も続いたら 引退させられます。辞めさせられてしまうのです。つまり 大関は 次の横綱という目標があるから続けられ 横綱には次がなく 引退という2文字しか残っていないということです。(横綱とは 大変なものです)
 二つ目は 魁皇関の人柄です。直接会ったことはありませんが 彼はたくさんの人に愛され 応援されています。相撲ファンの中に 魁皇関を好きだという人はいても 彼を嫌いだという人は あまりいないのではないかと思います。今場所は 魁皇関の地元なので 声援は特に多いのですが 他の場所でも魁皇関への応援は イチニを争うのではないのでしょうか。気はやさしくて 力持ち。この言葉がぴったりのお相撲さんだと思います。この応援が 彼を頑張り続けさせているのだと思います。苦しい時は誰にでもあります。その時に 応援してくれる人が いればいるほど 頑張ることができるものです。(近くにいる一人でもいいのですが・・・)
 幕内としての 勝ち星の最高記録を作るだろう魁皇関は 強い力士としてではないにしても 相撲界で最高に愛された力士として 相撲ファンの記憶に残ると思います。
気はやさしくて 力持ち。最高です。
 
 ゴルフ界にも いますよーーー。


 

2009年11月18日
 続けられるという才能

 11月になり 相撲の九州場所が始まりました。二人の横綱をはじめ 大関以下でも 外国人力士が活躍していますが とても面白くテレビを見ています。相撲ファンの中には もっと日本人力士に頑張ってほしいという方も多いと思いますが 私は 日本人でも外国人でも 真剣勝負で相撲をとっている姿が好きです。
 今日の相撲中継で 「そうだな」と思うコメントがありました。それは今場所のことではなく 玉の海梅吉さんの テレビ中継でのコメントでした。もうお亡くなりになりましたが 大正元年生まれで 最高位は 関脇です。引退後 相撲のテレビ中継で 27年間解説をされた方です。私も小さいころ 玉の海さんの解説を聞いた覚えがあります。辛口のコメント 人情味あふれるコメントで とても人気のあった方でした。そのコメントとは 「稽古とは 重い荷物を背負って 下りのエスカレーターを 上るが如し」というものです。相撲の稽古とは厳しいものです。実はこのことは どんなスポーツの練習(稽古)にも 当てはまります。つまり 練習をサボっていると 下りのエスカレーターにただ乗っていて 下がって行くのと同じなのです。 上に行きたければ 駆け上がっていく(練習する)しかないのです。つまりスポーツ選手には現状維持はなく 現状維持と思った瞬間には 下がり始めているという事です。結局練習(稽古)を続けて 力をつけていくしかないのです。そしてその練習も 人に頼らず 自分で工夫しながらできる人は 自分の形ができ 強くなっていくのです。
 又 強くなっていく人は たくさんの練習を積んでいても 自分は まだまだ練習が足らないと思える人です。もしあなたが 「私はこんなに練習しているのに どうして・・・」と頭に浮かんだら 残念ながら 達成は遠いかもしれません。つまり才能とは 練習を続けられるかどうかということだからです。しかし 長島さんやジャンボ尾崎さんのように 才能がある人は ほんの一握りしかいません。
 「どうして・・・」と思う大多数の方々にも 一つ方法があります。これは ある心理学者の先生から聞いて実践して できるようになったことですが 人は誰でも集中して練習をしていると ある時間を過ぎると 集中できなくなり飽きてしまうそうです。そのときに練習をやめないで続けていると また集中して練習ができるようになるのだそうです。そしてまた飽きる。でも続ける。すると 飽きることに飽きて ずっと練習を続けられるのだそうです。つまり体が疲れるまで 練習を続けられるようになるのです。興味のある方は試してみてください。
 だけど 練習しなくても 上手くなる方法を探してしまいます。・・・やっぱりないか・・・。

2009年11月12日
 ありがとうございます

 今日11月12日は 天皇陛下・皇后陛下の即位20周年の記念の日です。このようなことを書くと 不思議に思われるでしょうが 12年もの間 アメリカに住んでいたために 日本に天皇陛下がいてくださることのありがたさを 強く感じるようになりました。ゴルフをしていたおかげで 世界を見させていただく機会を得ました。すると 自分が生まれた日本という国に 1000年以上続く皇室があるということに 何故か誇りを持てるようになりました。理由は上手く説明できません。しかし いつも国民を見守ってくださる存在が 私たちにはいるというということの大きさを 肌で感じるようになりました。20年間おつかれ様でございました。 これからもよろしくお願いいたします。

追伸 
 今生で 会ってみたいと思っている方が二人います。 一人は昭和天皇。残念ながらお会いすることはできませんでした。そして もう一人は 現在の皇后陛下。理由はよくわかりません。ただお会いしてみたいと。そして 皇后陛下のエネルギーを感じてみたいと。

2009年11月05日
 同じ土俵で戦えないランキング

 先週の日本シニアオープンは 残念ながら5位に終わりました。しかし たくさんの方に足を運んでいただき 大いに盛り上がりました。ありがとうございました。シニアの試合も残り一試合。頑張って優勝したいと思っています。
 一方レギュラーツアーは 今週のレクサス選手権を含め 残り5試合となりました。池田君・石川君・片山君による 賞金王争いも面白くなってきました。実はこの3人 今週は日本の試合には出場せず 中国で行われている世界ゴルフ選手権に 丸山大輔君・小田孔明君とともに出場しています。この世界ゴルフ選手権なるものは 1980年代から各地域で行われていたゴルフツアーを 世界ツアーとして何かできないかと考えられてきたものでした。なかなか実現しませんでしたが タイガーが登場したことで 多くのスポンサーが付き 1999年から 世界マッチプレー選手権など4試合が始まり 現在に至っています。各試合の賞金総額は 今年は7億円前後。優勝賞金は1億円を越えます。この賞金額は アメリカのゴルフツアーの中でも 高いほうの賞金です。出場資格は 世界ランキング50位以内や 各国の指定トーナメントの優勝者などで 各試合70人前後です。その上 この試合には予選落ちがなく 最下位でも200万円以上の賞金があります。プロゴルファーにとっては ありがたい試合です。しかし日本のツアーにとっては問題点があります。
 実は この世界ゴルフ選手権の賞金は 日本の賞金ランキングに加算されるのです。もちろん日本のツアーで戦っている選手だけにですが このアメリカツアー並みの賞金額が加算されると 日本の賞金ランキングというものの意味がよくわからなくなります。つまり この賞金額の高いトーナメントに出場した選手は 有利になり 国内だけで戦っている選手には チャンスが少なくなっていくのです。この規定は 4大メジャーにも適応されます。もちろん メジャーや世界選手権に出場できるということは 日本を代表する選手に間違いはないのですが 賞金総額が違いすぎます。優勝できなくても上位に行けば 日本の賞金ランキングは大きく変わります。しかし メジャーを含めて 賞金ランキングに加算しないということになると 日本の試合を休んでいく選手には 不利になってしまうのです。日本の選手に海外で活躍してもらいたいと思っている 日本ゴルフツアー機構にとっては 難しい問題です。
 ランキングで 難しい問題といえば もう一つあります。それはゴルフの世界ランキングです。世界の各国で行われている試合に そのツアーのレベルによってポイントを付け(ルールはもっと細かくあります)世界ランキングを アメリカ時間の毎週月曜日に発表しています。このランキングは レベルの高いアメリカで戦っていると なかなか上位に上がっていきません。私が参戦していた1994年頃も 同じでしたが 最近の 今田君や 少し前までアメリカで戦っていた丸山茂樹君を見ても 日本で戦っている選手よりも実力が上でも 世界ランキングが下ということがあります。つまり 世界ランキングで上位にいこうと思えば アメリカで戦うより 日本だけで戦っていたほうが 上位に行きやすく メジャーや世界選手権に出やすいということになるのです。このことは 日本の女子ツアーにも言えることです。
 条件の違うところで戦っている選手たちを 一つのランキングにするということは とても難しいことです。
 だけど 順番は付けたいのですかね。スポーツの世界は。  

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