水巻ブログ
2009年12月25日
 育ち方 2

 12月25日 クリスマスです。近所のケーキ屋さんの前には行列ができていました。いつの間にか ケーキ屋さんの思惑どおりのクリスマスイヴになったようです。商売の戦略に はまったとしても クリスチャンでもない家族や恋人たちが 一緒にいる日ができたことは良かったのかもしれません。日本人としては クリスマスをお祝いするより 私たちの国が出来上がったとされる2月11日を もっとお祝いしたほうがいい気もしますが・・・。 あっ!2月は 14日の お菓子屋さんが考え出した「女性から男性にチョコレートをプレゼントする」バレンタインデーのほうが大きなイベントですか???
 前回の続きの子どものことを少し。以前にもお話したことがありますが アメリカでは 高校の授業の中に 『スピーチ』という授業があります。人前で自分の思っていることを話すという授業です。とてもいいことだと思います。昔から日本人は あまり話さず 以心伝心と言われ 「話さずともわかれ」というような習慣がありました。「男はおしゃべりではいけない」みたいなことも。しかし 昔より人間の本能という能力が劣っている現代人は 話さなくては 相手に自分のことを伝えることが難しくなっています。残念ながら 携帯のメールでは 人間の温度は伝わりません。今年大活躍した石川 遼くん。彼の一番いいところは ゴルフのスイングや ゴルフへの情熱ではなく 人前で自分の思いを話し 相手に自分の事を伝えられるところだと 私は思っています。
 アメリカの高校での授業のように 15歳の頃から 人前で『話す』ということに慣れるという訓練は とても大切なことです。つまり 話すことに慣れれば 誰でもが 人前で話すこと 自分の思いを伝えることができるのです。(アメリカ人の中には 自分のことを話しすぎる人もいますが)
 息子と話をしていて 高校に もう一つ面白い授業があることを知りました。それは『トレーニング』という授業です。彼が通っていた高校は 普通の高校で スポーツ学校ではありませんでしたが 男の子たちのほとんどが その授業を選択するそうです。モヤシのような子ども達が 強い男に憧れ 体を鍛えることを学ぶ。大切なことです。男はやはり強くなくては。守らなくてはいけないものがあるのですから。
 日本の高校の授業とは少し違うようです。以前 日本でも 人間の考え方を学ぶ道徳や 体力・精神力を鍛える武道 そして生活に役立つ技術・家庭科などがあり 生徒全員が小学生の頃から学んでいましたが いつの間にか 生きる知恵より 知識を学ぶようになってしまいました。何が 賢いことなのか。

2009年12月23日
 育ち方

 12月23日。天皇誕生日です。早いもので昭和天皇が崩御されてから20年が経ちました。世間には平成生まれが どんどん増えてきています。その中に私の息子も含まれています。平成元年生まれの20歳。アメリカの大学の3年生です。現在は カリフォルニアのアパートにルームメイトと二人で住んでいます。今週は 冬休みで 京都に帰ってきています。
 その息子を横目に見ながら アメリカの子どもたちと日本の子どもたちの事を 少し書いてみたいと思います。アメリカの子どもたちのほとんどは 小さい頃から 無理矢理勉強をさせられたり スポーツをさせられたりすることはありません。子どもたちが いろいろなことに興味を持ち始めたら 親は協力しますが 日本や韓国のお父さんやお母さんのように 子どもの尻を叩いて頑張らせることはしません。(少しはいますが・・・)ですから 子どもが急激に伸びていく時期は遅いのです。中学生や高校生のときは 日本の子どもたちの方が勝っていても 大学生以降は アメリカの子どもたちのほうが成長していくのです。例えば ゴルフで言うと 世界ジュニアゴルフ選手権で優勝した日本の子どもは 今までに何人もいました。しかし プロゴルファーになって 世界で一番を決めるようなメジャーの大会では まだ誰も勝てていません。つまり 10代のときは世界レベルなのに 20歳を過ぎると いつの間にか抜かれていってしまうのです。
 生活の中で もう一つ。アメリカの子どもたちは 基本的にスクールバスに乗るか 親に車で送り迎えをしてもらい学校へ行くので 15歳までは 途中での寄り道ができません。あちらこちらに勝手に遊びにいきたくても 家に連れ戻されるのです。そのせいで 中学生頃から 早く自立をし 家を出たいという気持ちが芽生えてきます。16歳で車の免許を取ると やっと自由に行動できるようになり 大学生になると 基本的に1年生は 寮生活を始め 親から離れられるのです。つまり 15歳までの間に 好き勝手にできなかったことが かえって自立したいという気持ちを芽生えさせるのだと思います。日本では 小学生の頃から 電車に乗ればどこへでも行くことができ 自由に動き回れます。このことが 学校を卒業したら一人で生きていこうとするアメリカ人と 社会人になっても親から離れない日本人を生み出しているような気がします。他にもありますが それは また次のときに。

2009年12月13日
 ゴルフは楽しい

 12月に入り 寒い日暖かい日といろいろですが 全体的には今年も暖かい12月になりそうです。しかし 10月前後にカメムシ(正式名称はわかりません)が多かったので 今年の冬は 大雪になるかも知れないのだそうです。(昔の人の言い伝え) このような言い伝えは 天気予報よりも信用できそうです。科学や知識が進んだと思い込んでいる 私たち現代人は 他の動物や植物が知って感じていることを いつの間にか 察知できなくなっているような気がします。
 昨日 ゴルフの3ツアーズ(シニアツアー・レギュラーツアー・女子ツアー)のプロアマトーナメントが行われ 私も参加してきました。 この3ツアーズは いつもは別々にプレーをしている各ツアーの選手ですが どのツアーが強いのか???を決める試合です。試合というよりは 交流が目的で このことを通じて ゴルフの楽しさをもっと皆さんに伝えようと行われているものです。
 ゴルフというスポーツは 基本的には4人でプレーをしますが その4人は プロとアマでも 年配の方と10歳の子どもとでも 男性とでも 女性とでも 一緒にプレーをすることができます。 これがゴルフの楽しさです。もちろん 一人一人にハンデはありますが 同じ土俵の上で競い合うことができるのです。他のスポーツでは ありえないことですが 私たちプロゴルファーと アマチュアのプレーヤーとが一緒に楽しめるのです。それともう一ついいことがあります。それは プレーをしているときには 肩書きが取れることです。今回のような プロアマトーナメントに出場されるアマチュアの方々は 企業の役職についておられる方が多く いつもは社内で 厳しい顔をしていなければならない方々ばかりです。(皆さんがよくご存知の一流企業の社長さんたち)その方たちが 肩書きをはずし 一人のゴルファーとして プロアマ戦の中で 長いパットを決め ニコニコしながら ハイタッチをされる。子どものように楽しんでおられるのです。たぶん会社では 見ることができないような笑顔だと思います。一人の人間として 一人のゴルファーとして 心の底からゴルフを楽しまれている。このような時 私はプロゴルファーになって良かったなぁと感じます。少しでも楽しんでいただけるお役に立てた気がして。
 笑顔は最高です。そして それを生み出すゴルフは とても楽しいものです。   

2009年12月07日
 勢いと地力

 2009年の日本のゴルフトーナメントが終わりました。何年か前の女子プロゴルフ界同様 男子プロゴルフ界にも若い波が押し寄せ 新しい時代に変わっていきます。史上初めて10代の賞金王が誕生しました。その石川君に続き 2位になった池田君も 大学を卒業し 今年がフル参戦の最初の年でした。若い二人が 新しい時代へと ぐいぐいと引っ張っていった年でした。特に石川君は 各方面から注目されながらの この結果です。すばらしい1年でした。しかし 石川君 池田君は共に 来年からは より一層の結果を出していかなければならなくなりました。来年の賞金ランキングで5位以内なら 「今年もよかったね」と周りは言ってくれますが 20位にでもなろうものなら 「どうしたんだ」といわれる立場になってしまったのです。しょうがないのです。結果を出し続けていかなければならないのです・・・この世界は。しかし 二人とも 大きな目標を持って頑張ってもらいたいと思います。
 それにしても 丸山茂樹くんの優勝はうれしかった。私も 丸山君のことは 彼が学生時代から トーナメントで一緒にプレーをしたりと 見てきましたが アメリカでUSPGAツアーをプレーし(私が1年間フル参戦したのは2年だけでしたが) アメリカに住居を構え 暮らしてきた先輩として 心から【おめでとう】と伝えたい。学生時代から 順風満帆にゴルフを続け プロになり 初優勝をし そしてアメリカに挑戦し アメリカでも 3勝。押しも押されぬ 一流選手になりました。ここまでは 学生時代からの勢いで駆け上がっていきましたが タイガー・ウッズが登場し パワーゴルフが必要とされ ずっと続けられてきた ゴルフというゲームが ゴルフという競技に変わってしまい ゴルフの中の技術という要素の割合が減ってしまったのです。300ヤード近く飛ばなければ 勝負にならなくなってきたのです。つまり丸山君みたいに 100ヤード以内の技術を武器に戦っている選手にとっては 上位に入りづらくなっていったのです。(ちなみに彼のサンドウエッジの技術は ピーク時には 世界の3本の指に入っていました)2003年ぐらいを過ぎて ゲームが競技に変わったことで それまで活躍していた選手が どんどん上位から落ちていきました。日本で有名なところでは ニック・ファルド ニック・プライス マーク・オメーラ スペインのオラサバルなどなど 90年代に活躍していた選手たちです。その中で丸山君も なかなか優勝争いに絡めず ついに2008年にアメリカ撤退という決断を下したのです。2004年から先週まで 苦しかったと思います。「丸山はもう終わったのか」と思った人もいたと思います。しかし 彼を信じ 応援し続けた人たちの力と 彼のこのままで終わってはいけないという強い気持ちが 最後の最後で 優勝という形に表れたのだと思います。石川君の18歳での賞金王は すばらしいことです。しかし勢いで勝ち取ったものより 勢いがなくなり 苦しい時を過ごし もがきながら勝ち取ったものは 私の心の奥へ入り込んできました。
 優勝の丸山君のスピーチ。『優勝は喜ぶものだから 涙なんか流さない』と優勝スピーチで泣いたことがない・・・彼の目からは・・・涙。数少ない言葉でも おなかの底から出てくる言葉は 魂を喜ばせてくれました。
 頑張りました 丸山茂樹くん。おめでとう。  

2009年12月05日
 気になりました

 今日は親父の百ヶ日でした。まだまだ 「ただいま」って帰って来そうです。仏壇の前に座って 写真を見ていると 本当に親父もお袋もいなくなったのかなぁ・・・と嘘?夢?のように感じてしまいます。
 今 家にいて NHKの週間こどもニュースを見ています。他のニュースと違って 一週間におこったことを やさしく説明してくれます。しかし 気になることがありました。それは子供向けのニュースとして放送されているのに 儲かる・儲からない という言葉が耳についた事です。さも 儲かることがいいことで 儲からないことが 悪いことのように放送されていた事です。私たち(50歳前後)の子どもの頃には 子供達には儲かるという言葉は 無縁だったような気がします。
 子ども達に対して 物事の判断基準を 儲かるか儲からないかに置き 成否を判断させているような気がしました。まるで人は 人生の全てにおいて 儲かると幸せになり 儲からないと不幸せになるかのように・・・。
 日本は どんどんアメリカのようになって行くのですね。

なんか 寂しいですね。 

2009年12月04日
 山眠る

 12月に入りました。早いもので 2009年もあと1ヶ月です。例年に比べて 寒い日が少ない気がするのは 私だけではないと思います。朝晩は冷えても 昼間は暖かいという日が続いています。それでも山の色は 夏の緑から 冬の茶色に変わりました。京都市内では紅葉のピークが過ぎようとしていますが 亀岡の山は もう冬支度に入りました。
 実はこの山 今年はおかしいのです。いつもの年ですと 山の色は 緑から少しずつ色づき始め 赤や黄色になり そして茶色になり 夏から秋へ そして冬へと移っていくのですが 今年は 赤や黄色になる木が少なく 一気に茶色になっているのです。私には原因はよくわかりませんでしたが 地元の人に聞くと 「今年は太陽の光が強く 山の木が一気に枯れてしまったようだね」と教えてくれました。つまり 天候が異常だというのです。そういえば 山の松の木も枯れているものが目立ちます。日本の周りの海では 越前くらげが大量発生していたり 山では一気に 葉が枯れだしたりと 自然界は 私たちに 異常であることのサインを送ってくれています。しかし私たちは 寒ければ暖房 暑ければ冷房というように 1年中変わりない生活を送ろうと知恵を使っています。(人間が 勝手に知恵を使っているつもり)
 テレビのニュースを見ていて感じることがあります。景気がどうだとか 経済がどうだとか これが安くなっただとか お金にまつわるニュースが 非常に多いこと。もちろん 生きていくため 食べていくためには お金は必要ですが 世の中の中心ではないのではないでしょうか。こんなに自然界が異常であることのサインを送っているのに 私たちは「異常気象だね」の一言で済ませていいのでしょうか。どうしたらいいのでしょう。
 ひょっとすると 私が生きている間に 京都で紅葉を見る事ができなくなってしまうのかも。そんな心配が頭をよぎりました。 
 
 追伸 
海の向こうでは タイガーの話題で大変ですね。皆さんの中には タイガーを神様のように思っていた方も多いと思いますが やはり一人の男という人間だということです。以前から私が言ってるように タイガーはゴルフは上手いが 普通の男の子なのです。ただ人と違うところは 家を一歩出たら いつでも人に見られ注目され タイガー・ウッズを演じ続ければならないというところです。しかし プライベートな彼は 純粋で優しくて ジョークを好む エッチな話題が好きな好青年です。
皆さん 今回のことは おおめに見てやってください。(笑)

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