水巻ブログ
2010年04月22日
 おばあ~

 いいお天気です。ここは沖縄・名護市です。今週は 喜瀬C.Cでシニアの試合があります。気温は25度前後 海と風 いいところです!沖縄。4月のこの時期は 梅雨に入る前で いい時候です。時間は 都会よりも ゆっくり進んでいくようです。島らっきょ・海ぶどう・アグー豚・ウコン・紅芋などなど おいしいものもたくさんあります。それに泡盛 いいですね!オキナワ。
 昨日 現在女子のゴルフ界で 世界NO.1のプレーヤーである ロレーナ・オチョア(メキシコ・28歳)が引退をしました。メジャー・トーナメントを含む 数々の試合で優勝をした彼女が 突然引退をしたことに たくさんの方が驚かれたかと思います。28歳。まだまだこれからも たくさんの試合で勝てると思います。しかし彼女は ゴルフではなく 家庭を選びました。これから 子どもを作り いい家庭をつくり いい母親になっていく。彼女の選んだ道です。応援したいと思います。しかし アメリカ・女子ゴルフツアーにとっては深刻な問題です。一昨年に 第一人者のアニカ・ソレンスタムが引退をし 今回また No.1プレーヤの引退。スター選手がいなくなります。ますますアジアの選手が活躍しそうです。
 オチョアの引退について 少し。私はこのことに賛成です。女性が 夢を追いかけ進んできた道を諦め 家庭を持ち 子どもを作り育てていく。男は子どもを生むことはできません。女性は生めます。おじいちゃんがいて おばあちゃんがいて 親がいて 子どもがいる。そして次に その子どもが また親になる。ごく当たり前な事ですが 人間にとっては 偉大なことだと思います。一人一人の夢よりも でっかい 大切なことだと思います。
 今朝の沖縄の地元紙に 気になる記事がありました。亡くなった事を知らせる死亡記事ですが 亡くなったことを知らせると共に 家族構成のことが載っているのです。この方は 高齢の女性のようでしたが 喪主の名前の横に 長男の名前 長男の嫁の名前 長女の名前 長女の夫の名前 次男の名前 嫁の名前 三男の名前・・・。そして兄弟姉妹の名前や 義理の兄や姉の名前が何人も。何人もの孫の名前も続きます。30人以上の名前があったと思います。このおばあちゃんと繋がってきた人たちです。生きるということは このようなことだと思い 魂が震えました。夢を追いかけることは 小さなことなのかなぁ と感じさせられた記事でした。沖縄には 大切なことがたくさん残っています。
 いいお母さんになってね!ロレーナ。

2010年04月20日
 心配御無用

 街の中では八重桜が満開ですが うちの旅館・翠泉では まだ しだれ桜がとてもきれいです。今年は 3月の終わりから咲き始め 4月の5日前後に満開になり 半月たった今でも花びらは落ちていません。今年は 暖かかったり寒かったり 忙しい天候で 植物も春なのか まだ冬なのか 迷っているようです。人間にとっては 今年の花見は長く楽しめていますが。
 先週からやっと 日本の男子ゴルフツアーが始まりました。小田孔明君が 広田君・丸山大輔君を プレーオフの末破り 優勝しました。3人とも 少しづつ力をつけ 実力のあるプレーヤーになってきました。これからも楽しみです。
 楽しみといえば 若い選手達もたくさん登場してきました。2007年に フジテレビの解説でお手伝いした 日本アマチュアゴルフ選手権に出場していた選手達の登場です。永野竜太郎君・薗田峻輔君・ 片岡大育君などです。実は3年前のこの試合に 池田勇太君や石川遼君も出場していました。時は移ります。池田君や石川君は 昨年頑張りましたが 若い選手達は 上を見てどんどん成長していってほしいものです。若いときには 守るものは何もありません。今できることを 精一杯頑張ることだけです。できなくてもいいのです。できなければ また練習すればいいのですから。うまくやりたいとか 失敗しないようにとか 緊張しすぎたり 試合の前の日に明日は頑張らなくてはと いつもより早く寝たりとか・・・。どこかで大事にいきたいと 守りに入っているのです。若いときは 実力がないのですから 上手くいかなくて当たり前です。ちなみに 守りに入っても戦える選手は 何人もいないと私は思っています。それができるのは 超一流選手だけです。世界では タイガー。残念ながら 現在の日本人選手には見当たりません。全盛期のジャンボ尾崎さんぐらいだと思っています。つまり ほとんどの選手は 前を見て強い気持ちで 進むだけなのです。安定を求めず 夢を追いかけてゴルフを始めたのですから なりたい自分に向かって進むだけです。強い意志を持って 前に進むだけです。「攻める」という言葉を最近よく耳にしますが 単純に文字通りの 「攻める」ということではないと思います。「攻める」は無謀なこと? 「守る」は我慢をすること? どちらも違うと思います。答えは「怖がらない」だと思っています。しかしこの事は とても難しいことです。小さいときには 失敗の数が少ないので いろいろなことを怖がらないでできますが たくさんの経験を積み たくさんの失敗をすると 人間は行動をすることが怖くなっていきます。無理に行動を起こすと 後悔をする。後悔をしないようにするから 無理をしなくなったり 動けなくなったりする。(パッティングのイップスのように)「じゃあ どうすればいいの」という声が聞こえてきそうですが 実は どんなことをしても 後悔はするものなのです。ゴルフは 全ホール バーディー 全試合 優勝 ということはありません。(多分どんな世界でも) タイガーでも成功している数よりも 失敗している数のほうが多いのです。誰もが失敗するのであれば 「ああすればよかった」「こうすればよかった」と後悔するよりも 「これが駄目なら こうしてみよう ああしてみよう」と怖がらないで 進むことだと思います。一つのことを続けてみることも この怖がらないということに入ると思います。今の時代 たくさんの情報がありすぎて 今 自分のしていることに自信がなくなっていきます。今まで上手くいっていたのに 少し失敗をしただけで 「こうなのかなぁ ああなのかなぁ」と 人の意見を聞きすぎて そのうち自分がどうしていいのかわからなくなっていってしまう。何をしても 失敗をしたり 後悔をするのであれば 後悔の少ない自分の決めた道を 怖がらずに進めば良いのです。


勝手な大人
 先日 サラリーマンの新入社員にアンケートを取ったそうです。どう働きたいのかと。50%が定年まで働きたいとの事。45%が自分で何かをしたい。のだそうです。終身雇用という考え方がなくなったといわれている昨今なのに 安定を求める子どもが多い事に驚きました。大人達は 景気が悪いとか これからが心配だとか これが安いとか・・・。若い人たちや子ども達の前で 言い過ぎなのではないでしょうか。
 大人たちは 小さな子ども達に 「夢を持ちなさい」と言っていたのに 学生生活が終わりに近づき社会人になると「もっと 現実を見なさい」って・・・。どうすればいいの子ども達!!!

2010年04月13日
 楽しいトーナメント

 桜の木からは花びらが落ち始め 若葉が目立ってきました。これからは 気温も20度近くになり 部屋の中に居るよりも 外を散歩したくなる季節になります。
 2010年のマスターズが終わりました。タイガーの復帰戦でもあり 大きな話題を集めました。タイガーは4位に終わりましたが やはりこれからも彼は ゴルフ界の中心であることが 今週のプレーで実証されたと思います。ミケルソンの優勝で終わった今大会。K.J.チョイや アンソニー・キムなど 韓国の選手たちの活躍には 目を見張るものがありました。女子ゴルフ界同様 韓国の選手たちは着実に力をつけているようです。日本の選手たちにも頑張って欲しいものです。
 スーパーショットが連発するマスターズ。何故マスターズは見ていて面白いのか を少し書いてみたいと思います。
 ひとつは 毎年同じコースで行われることがあげられます。皆さんご存知の オーガスタナショナルです。つまり見ている側が コースを知っているから面白いのです。12番ショートホール。13番 ・15番のロングホール。そして16番のショートホール。と ゴルフを好きな方なら どんなホールかを思い出せると思います。毎年 テレビカメラが同じ位置にあるので テレビ画面からの映像が一緒で コースをイメージしやすいのです。その上 例年 4日間 似たようなポジションにピンがあります。1年に1回の試合ですが 1934年に始まったマスターズは 1950年代60年代のパーマーや二クラウスの時代を経て ずっと続いているのです。続いているものに対しては 1965年にはこんなことがあったとか 1992年にはこのホールではこんなプレーがあったとか 2010年の今もなお 話つがれていくものです。
 二つ目は グリー上で ボールが転がることがあげられます。上空を飛んでいくボールとは違い グリーン上を転がるボールは見やすいのです。その上 グリーンが速いので ゆっくりと転がります。しかも グリーンは起伏に富んでいるので 転がるボールは大きく曲がります。グリーンを狙ったボールが グリーンに落ちた時 落ちる場所によっては 右へ行ったり 左に行ったり スピンが利きすぎてグリーンを出て行ってしまったりと 見ている側も ボールが止まるまで目が離せないのです。選手のほうも グリーンの形状をよく把握して ピンの位置によって責め方を大きく変えなければなりません。つまり 選手には たくさんの技術が要求されるのです。ボールコントロールというものです。飛んでいくボールの高さ・低さ・フック・スライス・回転数の多い少ない・狙ったところへ打てる技術(飛びすぎても 飛ばなくてもいけない) すべてが要求されます。しかし この起伏のあるグリーンは 技術のある選手にとっては 狙うポジションが増えて 実は狙いやすいのです。ピンを直接狙ったり 左の傾斜を狙ったり・・・と。 ピンの位置が起伏の低いところにあったりすると そこにボールが集まりやすくなり 直接入るイーグルが出やすいのです。(最終日のタイガーの7番ホールのように) 最終日の16番ホールでは 二人がホールインワンを出しました。50人しかプレーしていないのに 二人も 入るなんて・・・。ギャラリーは大喜び 最高です。ちなみに この16番ホールの最終日のピンの位置は 毎年同じところです。
 そして 何よりもマスターズを見ていて楽しいと思える原因は ギャラリーの多さにあるのだと思います。もしこのマスターズに ギャラリーが一人もいなかったら プレーをしている選手は どんなスパープレーをしても盛り上がらないです。いいプレーに大歓声があがるから 選手はどんどんエキサイトしていく。そうするとアグレッシブなプレーが増える。そして それをテレビで見ている側も楽しくなっていく。つまり ギャラリーはトーナメントの一部なのです。盛り上がりを見せた試合は メディアに大きく取り上げられ 一段とトーナメント情報が見ている人に入ってくる。まさに 盛り上がりの好循環です。日本でも 昨年17歳の石川君が出場したことや 今年の池田君の予選突破で テレビも新聞も マスターズを大きく取り上げました。
 そのテレビの放送も 日本のそれとは違います。日本のトーナメントのほとんどは 14番か15番ホールからしか放送されませんが マスターズや全英オープンなどは 1番ホールからすべてのホールにテレビカメラがあり コースの中で どんなプレーが起こっているのかが映し出されます。ですから テレビでの観戦でも 各ホールで起こったスーパープレーを見逃すことなく コースの中でのいいプレーを たくさん見ることができるのです。
 こう書いてくると 結局 たくさんのギャラリーの声援や テレビなどのメディアが取り上げることが より一層マスターズを盛り上げているのだということになります。選手だけではなく ギャラリーとメディアで作り上げていくマスターズ。歴史は続きます。

報告
 平塚哲二くんが アジアツアーのミャンマーオープンで 2位に10打差の大差で優勝しました。おめでとう。久保谷君・谷原君・矢野君も参加していました。今週から始まる日本ツアーでも 彼らの活躍が期待できそうです。試合をしている選手のほうが 試合感があるのです。マスターズ帰りの 片山君・池田君・石川君にも期待が持てそうです。
  

2010年04月10日
 世界で戦うために

 この週末は 岐阜オープンクラシックに出場するため 名古屋に泊まっています。会場の各務原C.Cに向かう途中に 犬山城の近くを通ります。桜が満開で国宝・犬山城 最高にきれいです。機会がありましたら 是非足を運んでみてください。
 マスターズの予選2日間が終わりました。池田君だけが予選を通過し 片山君と石川君は 残念ながら予選を通過することはできませんでした。今週の片山l君は 初日からパッティングがよくなかったので 納得できますが 石川君は惜しかったです。最終ホールでのボギーで 1ストローク足りませんでした。石川君だけではないのですが 日本人選手の目標がこれからも 予選を通過することや 来年の出場権を得ることが目標であるのであれば 今のままでいいと思いますが もし目標が メジャーで優勝をすることならば アメリカ・オーランドの隣町ウインダー・メアー(アイル・ワースがある町)に12年住んでみた私は 変えなければいけないことが いくつかあると感じるようになりました。(アイル・ワースに住んだおかげで タイガーをはじめ アーニー・エルス ビジェイ・シン マーク・オメーラ ペイン・スチュアート リー・ジャンセンなど たくさんのメジャー・チャンピオンと知り合うことができました)
 一つ目は 日本を中心にプレーしていては 無理があるということです。メジャートーナメントの時にだけ アメリカやヨーロッパへ行く。これでは 自分の意識がいつまで経っても メジャーに出かけていくという意識で 世界のツアーで戦っているという意識レベルにはなりません。PGAツアーや ヨーロッパツアーで戦っていれば 自分も世界の仲間に慣れる事ができ 世界の仲間も そこに日本人選手がいることに慣れます。慣れると 日本人選手ではなく ツアーの一員として 今田君のようにアメリカンツアーの一員でいることができます。
 二つ目は 自立です。親からだけではなく 日本人スタッフからもです。世界中を見ても 日本の選手だけです。日本人のキャディーを連れて 日本人のマネジャーを連れて 日本人のトレーナーを連れて 親や親戚を連れて 大所帯で一緒にいるのは。そして 海外にいるのに お米など日本食を食べようとします。最後は一人で戦わなければならないのに このようなことをやっていては いつまでたってもメジャーに勝てるわけはありません。
 そして最後に お父さんやお母さんの 子離れです。石川君のように未成年者ならば仕方ありませんが いつまでも子どもを構い過ぎです。最初は子どものために頑張っていたことも 子供のためといいながら いつの間にか自分のために 子どもをかまっている親が多すぎるのではないでしょうか。このことはゴルフの世界だけでは ありませんが。
 今日は 少し厳しいこと書きましたが 世界で戦うということは 楽な事ではありません。世界の頂点に立つためには 苦しいこと 悲しいこと すべて自分の足で乗り越えていかなければならないのです。世界の一流選手達が通ってきた道です。アーニーも ビジェイも ファルドも セベも ランガーも・・・みんなそうです。
頑張れ 日本の若者。

2010年04月08日
 4月8日

 4月に入り 桜が満開になっているところが多くなりました。鴨川では もう散り始めています。しかしその散り始めた桜の木と木の間に植えてある やなぎの木の 新緑の風に揺れている姿は 人の気持ちを穏やかにしてくれます。京都・二条の鴨川に架かる橋の上から 上流を見渡すと 散り始めた桜の木と木の間で揺れるやなぎの木。流れる川の水の音。そして奥には山 と京都は素敵な町です。そんな京都の街中で 200年近く前に始まった 肥前屋という旅館が 京都市郊外の亀岡に移り 肥前屋・翠泉として 今日で20年が経ちました。今日は 宿の20歳の誕生日です。これからも よろしくお願いいたします。
 今週アメリカでは ゴルフの4大メジャーの一つ マスターズが行われます。1934年から始まっているので まだ100年経っていません。1934年から始まり ずっとアメリカの選手が 袖を通してきたグリーンジャケット(優勝者に与えられるもの)に 1961年に 南アフリカのゲーリー・プレーヤーさんが袖を通して以来 1980年にスペインのセベ・バレステロスが・・・85年にドイツのランガーなどヨーロッパの選手が・・・2000年に フィジーのビジェイ・シンが・・・そして昨年 南米・アルゼンチンのカブレラ選手が優勝をし袖を通しました。ゴルフが盛んな地域で 優勝者を出していないのは アジアと オーストラリアだけになりました。2036年の100回大会までには(戦争で3回行われなかった)アジアと言わず 日本から優勝者が出てほしいものです。今年の大会は 片山君・池田君・石川君が出場しますが 現時点でアメリカで一番いい成績を残せると私が思っている 今田竜二くんに出場資格がないことが残念です。(ワールドランキングの不思議です)何故 池田君・石川君が40位前後で 今田君が130位前後なのか。

おまけ 
 ベルンハルト・ランガーのことですが 誕生日が私と同じということもあって(彼が一つ上) よく話をしたのですが 最初の頃 ベルンハルトという名前で呼んでいたら 私のキャディーに「ベルンハルトじゃなくて バーナードだよ」といわれました。その話を 日本で あるゴルフ関係の人に話したら 「それは ある人(名前は出せませんが)が 『バーナードじゃインパクトがないから ベルンハルトのほうがいいだろう。ドイツ人らしくて・・・』と言ったので 日本ではベルンハルトという呼び方になったのだ」 と教えてくれました。面白いです???日本人!。彼は ベルンハルトではなく バーナードです。現在 フロリダに住み 4人の子どものパパです。 

2010年04月03日
 ひらひらと舞う

 今日から京都・花街では 京おどりが始まります。都おどりや北野おどりは もう始まっています。京都の春を伝える行事です。この週末は桜が満開になり 京都の町にはたくさん人が訪れそうです。
 桜。きれいです。日本人は大好きです。以前は この時期には もうゴルフツアーは始まっていましたが その時 車で移動をしていると 日本全国にたくさんの桜が植えられていることに気が付きました。あまりにも植えられすぎているので きれいという感情が薄れてしまったことを思い出します。人間って わがままなものです。好きなものはどんどん増やし 増やしすぎると飽きてしまう。
 この桜 咲いている花もきれいですが 散っていくときの ゆっくりと舞う姿にも心惹かれるのは 私だけではないと思います。舞妓さんたちの踊りと通じるものがあります。ひらひらと舞う桜の花。淡い色。 はかない命。よく考えると 寂しい花ですね。前に進むことだけを「良し」とする 今の時代。桜の舞う姿をのんびりと見て ぼーとする時間が大切なような気がします。
 
 舞妓ちゃん達からはこう言われます。
  
    プロゴルファー水巻の時  「おにいさん おおきに」

    旅館の旦那の時       「おとーさん おおきに」

 いい響きですね。ついニコニコしてしまいます。

2010年04月01日
 外国人選手の活躍

 4月に入りました。一週間前からの寒さで 咲きかけた桜はじっとしていましたが 今週の週末には やっと花びらを開くことができそうです。
 昨日 把瑠都関の大関昇進が決まりました。また外国人力士の大関誕生です。10年前には外国人力士は 幕内に数えるほどでしたが 現在は上位力士を含め 幕内力士40人前後のうち 10人以上が外国人力士です。30%近くです。10年後には 幕内力士の半分が外国人になっているのかもしれません。大相撲は 日本の国技ですが 50%以上が外国人力士で・・・これでいいのか疑問です。
 実はこのことは 相撲界だけではなく 日本の他のスポーツ界でも同じような現象がみられます。野球界・サッカー界・ゴルフ界などなど。野球やサッカーなどは 外国人の試合出場人数が決められていると思いますが ゴルフの場合は 実力さえあれば 極端な話全員が外国人でも問題はありません。しかし全員が外国人になった場合 日本のスポンサーが 応援しづらくなります。つまり トーナメント自体が存続していかなくなるのです。実際 ヨーロッパの女子ゴルフツアーは大きくなりませんでした。ヨーロッパ各国で行われる試合は どこへ行っても 外国人選手が多いため 各国のスポンサーとしても 宣伝効果がないため 賞金を多く出せなかったのです。今アメリカの女子ゴルフツアーでも同じことが起こっています。15年くらい前から 外国人選手の割合が増え 現在では 賞金ランキングの上位を 韓国の選手を中心に アジアの選手が占めています。アメリカ女子ツアーは スポンサーをアメリカ以外にも求めていますが 世界的に アメリカ自体に魅力がなくなっていく これからはどうなっていくのでしょうか。このように 少しづつ縮小をしているアメリカの女子ツアーの選手たちが 日本の女子ツアーに集まり始めています。スポーツとはいっても プロの選手は 賞金を獲得することを目的としているので 試合が多く 賞金の高いところへ集まることは自然なことです。男子のツアーでも 他人事ではありません。スコットランドで始まったゴルフ。ヨーロッパへ広がり アメリカでプローツアーが大きくなり 1980年ごろから 日本ツアーも賞金が上がり タイガーの登場で アメリカの1試合での優勝賞金が1億円を越え 2000年に入り アメリカツアーでも アメリカ以外の国の選手が増え そして 日本ツアーが縮小し始めた現在では 中国でゴルフツアーが始まりそうな勢いです。
 こう見てくると プロスポーツの発展は 経済の発展と共に歩んでいるようです。しかし その国の国民が経済的に豊かになると 昔から言われているハングリー精神がなくなり 相撲の厳しい稽古や他のスポーツの激しい練習や 上手になっていく上で大切な 孤独に耐えていく(結局は一人で戦っていくため)というようなことを 子ども達はできなくなっていきます。一方 大きくなったそのスポーツ市場には 外国人が登場し活躍していく。そして 外国人が多くなりすぎるとスポンサーは応援しづらくなる・・・こんな構図が見えてきます。やはり外国人選手の人数は 制限しなくてはならないのでしょうか。それとも 国という枠をなくすべきなのでしょうか。賞金が高くなれば 外国人は集まりやすくなるので 賞金をある程度に抑えることも 一つの案なのかもしれません。
 新聞に面白い記事がありました。スポーツではないのですが 移民(外国人)の話です。もともとヨーロッパの経済大国は 移民を受け入れてきましたが ドイツのある町で移民が増えすぎて その数が90%近くを占め ドイツの町なのに ドイツ人が10%。学校では 少数のドイツ人がいじめにあっているそうです。強いものが弱いものを助けようとして はじまった移民制度。いつの間にか 立場が逆転しているようです。
 スポーツの世界でもあり得る話です。日本で活躍した外国人選手が 引退をして その協会に入り役員になる。役員の外国人が増え 外国人中心の組織ができあがっていく。あるかもしれませんね。このように書いている私も アメリカで12年間 外国人を経験してきました。
 国というものは いつたい どういうものなのでしょうか。 

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