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昨日 何気なく梅の木を見たら もう蕾が膨らんでいました。寒さは もう少し
続きますが 春という季節が 目を覚まし始めています。人間の感情とは関係なく
規則正しく時は刻まれていきます。
2011年のゴルフが始まりました。タイで行われる アジアとヨーロッパの代表で
戦う「ザ・ロイヤルトロフィー」です。日本からもアジアの代表として 池田君・薗田君
石川君が そして アジアのキャプテンとして 尾崎直道さんが参加しています。
若い時には どんどん海外の試合に出て たくさんの経験を積むことは
とても良いことです。回を重ねると パスポートさえあれば どこへでも行ける事がわかり
飛行機慣れもします。是非 頑張ってほしいです。
最近 面白いものを見つけて読んでいます。それは 駅などで売っている 夕刊紙です。
一般紙の夕刊ではなく 日刊ゲンダイや夕刊フジです。一般紙の朝刊やスポーツ紙と
見方が違い(少し過激なこともありますが) 報道とは何かを考えさせられる時があります。
その紙上に 私達の先輩である 中嶋常幸さんの新春インタビューの記事がありました。
その中で 「石川君をはじめ 日本の若い選手は もっと海外に出て行き 活躍してほしい。」
というものがありました。賛成です。「活躍するためには 語学はもちろん 文化的な距離を
縮めることが大事である。」 これにも賛成です。
どうすれば良いのか。メジャーで勝つためには。10年以上 住んでみて感じたことを
書かせていただきます。残念ながら日本人選手には 人間としての自立が
もう少し必要な気がします。これはゴルファーだけではなく 野球選手にも言えること
だと思います。ただ 個人競技である ゴルフのほうが より自立心がないと戦えません。
海に囲まれ育った私達は 自分を主張しなくても 平和に暮らせて来ました。逆に
自分を主張しないほうが 仲良くできたのです。しかし 陸続きの国の人たちは
自分を強く主張しないと 相手に攻め込まれてしまいます。環境のせいで 自分を
主張しないことを 美徳としてきた私達は 一人で海外に出て戦うことには 不向き
なのかもしれません。その不向きな日本人が 海外メジャーに勝つためには 何が必要か。
やはり 言葉です。それも通訳や 日本人マネージャーを連れずに 連戦することです。
今田竜二君のように。会話は 話せる人に向かって喋るものです。通訳を介してでは
人と人のつながりは出来ません。つまり対等ではないのです。以前にも書きましたが
ゴルフは スコアを争いますが 本当は スコアではなく 人間力や 人間の意志の戦い
なのです。こんなことがありました。
プロゴルフツアーの中心である アメリカやヨーロッパでは クラブハウスへ キャディーは
入ることが出来ません。ある試合で グレッグ・ノーマン(当時 世界ランク1位)が
駐車場から 自分でキャディーバックを担いで クラブハウスに入り ロッカーのところへ
運んでいるのです。こんな強い選手が 何でも自分でするんだ と驚いたことがあります。
こんなことも。1993年の全英オープン。私が駐車場で 練習の用意をしていると
近くに 小さな日本車が止まりました。中から出てきたのは マスターズで二回優勝している
ドイツ人のバーナード(日本だけはベルンハルトと呼ぶ)・ランガー。一人で運転を
して来たのです。通訳もいなければ マネージャーもいない。自国のメディアもいない。
日本から出てきたばかりの私にとっては びっくりすることでしたが よく考えると
当たり前のことでした。タイガーも自分で車を運転し スーパーへも買い物に行きますし
マーク・オメーラも家の前で よく車を洗っていました。
海外の試合で 日本人選手と 日本人のキャディー・マネージャー・ファミリー そして
メディアの人達という集団を見ていると 異様に感じます。アメリカの選手達の目にも
「やっぱり 日本人だね」と言う感じに映っていたようです。
一人で何でもすることは 辛い時もあります。しかし それを乗り越えなくては
世界のトップにはなれないのではないでしょうか。グレッグやバーナードのように。
-JGTOへ-
『メジャータイトルを取るための提言』
選手の自立や自覚を促進するために アメリカやヨーロッパのように クラブハウスの
ロッカーやレストランに キャディーを入れないようにする。こんな些細なことの積み重ねが
選手を 人間として強くしていくのだと思います。
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