水巻ブログ
2011年01月27日
 ものの 見方 考え方

 亀岡は ちらちら雪が舞っています。今年は 雪の日が多いようです。
四ヶ月前には 「暑い 暑い」と言っていたのが嘘のようです。35度前後あった気温が
今は氷点下2度。あっという間に 30度以上も気温が下がりまりした。それでも
私の知り合いが住んでいる 北海道・旭川よりは 暖かいようです。今日の最低気温は
マイナス18度。聞いただけで体が凍りそうです。

人間は不思議な生き物です。気温マイナス2度も 沖縄の20度を考えていると 「寒い 
寒い」と思いますが 旭川の凍りそうなマイナス18度を 「大変だな」 なんて思っていると
マイナス2度は どうにか我慢できてしまいます。ちょっと大げさですが 考え方次第で
同じことでも 違う考えになれるのが人間にようです。そう考えると 幸せか 
幸せじゃあないか なんていうのも 考え方次第かもしれません。

 私事ですが おかげさまで 腰の具合は良くなってきました。ご心配を掛けています。
寒さや 年齢のせいもあったようですが 一番の原因がわかりました。思い返すと 私が
腰痛になるときには(レギュラーで戦っていたときにも) 前兆がありました。

それはお腹が出たようになることです。自分でも感じていたのですが そろそろ
「腰が危ないな」と。そのお腹が出る原因は 内臓が弱っていることから 始まっている
ようです。暴飲暴食。中でもビールが好きなので 冷たい飲料水を取りすぎ 胃腸が
弱り 腹筋で支えきれなくなり お腹が出た感じになる。すると背中の筋肉が
強く縮み 何かの拍子に ぎっくり腰のような症状がでる。つまり 冷たいものの
取り過ぎだったようです。

その上 体力的なトレーニングの量が減っていることも影響しているようです。
食べたり 飲んだりしている量は 30歳の頃のようなのに 体力的には落ちている。
まだまだ若いつもりが 体は確かに 頑張れなくなっている。
高校生時代 バスケット部に所属していた私の腹筋は 割れていましたが 現在は
妊娠三ヶ月。可愛くなっています。歳を重ねることは いろいろと変化するものです。

しかし この歳を重ねること 私は好きです。50歳を過ぎて 楽しくなってきました。
それは いろいろなことを許せるようになったからです。妊娠三ヶ月もそうですが
本の小さな文字が見えにくくなったことなど 体力的に出来ないことが増えてきました。
それも 年齢的なものですから 生き物として 当たり前の事と許せるのです。

20代・30代の頃は 肩に力を入れて 出来ないことも 頑張らなくてはと 
毎日を送り 成長しなくてはと 自分の尻を叩いていましたが 今は ゆっくりと
雪がちらつく事を楽しめています。たぶん ゆっくり落ちてくる雪を 30歳の頃には
これほど 気持ちよく見ることは出来なかったような気がするのです。 

 物の見方 考え方で どのようにも生きる事ができるようです。人間は。

2011年01月21日
 水巻の水

 日本海側では 大雪が続いていますが 太平洋側では(特に東京近郊) 乾燥
注意報が出続けています。陸だけではなく 海でも 昨年12月まで 高知沖で
かつおが獲れたり(例年は10月くらいまで) 北陸沖では ぶりが異常なほど
水揚げされています。やっぱり 地球の温度変化は進んでいます。私達 人間には
どうしようも出来ないことなのでしょうか。

 先週の金曜日 着替えているときに 腰を痛めてしまいました。寒さのせいか 
年のせいか はっきりしませんが 真っ直ぐに立つことや 歩くことが出来ず大変でした。
今でも 違和感はありますが 座ってブログを書けるところまで良くなりました。
腰は にく月に かなめ(要)と書くように 体の要の部分です。みなさんも 
気をつけてさい。体が元気でないと 何をしても辛いですから。

 健康と言えば 私は続けていることがあります。それは 炭と根昆布の粉末を 水に
溶かしたものを 毎日ではありませんが 飲んでいます。うちの旅館の特製スープの
中にも入っています。炭自体に 体の中の悪いものを吸い寄せて 外へ
吐き出してくれる効果があるそうです。その飲料は においや味はしません。
色が真っ黒なので 変な感じはしますが 普通に水を飲むことと一緒です。

水は水道水ではなく ミネラル・ウォーターを使っています。いろいろな水を
試してみて 面白いことがわかりました。

 私達日本人が おいしく感じる軟水と言われる水には この炭は良く溶けるのですが
ヨーロッパなどに多くある硬水には 溶けにくいのです。特に やせる水として有名な
フランスのコントレックスは タピオカのようなつぶ状のものと 黒い水とに分れてしまい
うまく溶けませんでした。水という透明な液体ですが たくさんの種類があり
成分が違うようです。

日頃 気にせず口にしている水ですが 水がなくては生きていけない私達は どんな水が 
いいのか 水道水は安全なのか など考える必要がありそうです。料理でも 水が
変わると 味が変わったりするそうです。(うちの料理長談)

《おまけ》
 この炭が溶けた水。痛風が出る人が飲むと 止まるらしい。(あるプロゴルファー談)

2011年01月13日
 学生の斉藤佑樹くんから プロの斉藤佑樹へ

 一月も十日が過ぎ お正月気分もどこかへ行ってしまいましたが 寒さは

これからが本番です。その寒さの中で 雪のあとの朝 旅館の屋根の軒下の氷柱が

きらきら輝いてる様を見ていると 寒さを忘れそうです。

 長浜と鎌ヶ谷。あまりなじみの無い地名でしたが 連日連夜 テレビで放送されていると

覚えてしまいます。2011年の大河ドラマの舞台となった 滋賀県・琵琶湖の

北東にある町と 今年 早稲田大学からプロ入りした斉藤佑樹君が 寮生活を送る

日本ハムフイターズの2軍の球場がある町です。

 今年の大河ドラマは 日本人が大好きな戦国時代 織田・豊臣・徳川の時代を

織田信長の姪で 徳川二代目将軍・徳川秀忠の妻 お江を中心に展開する物語です。

昨年の坂本龍馬には いまひとつ興味が無かったのですが 今年は楽しみにしています。

 楽しみといえば 鎌ヶ谷の主人公 斉藤君にも期待をしています。プロとして

野球の専門家の間でも 上手く行くかどうか 意見が分かれているようですが

私は プロ野球の選手として 上手く行くだろうと思っています。

 プロ野球でも プロゴルファーでも同じことなのですが 成功するかしないかは

体力的なことや 技術的なこと以上に 考え方が大切だからです。

私達ゴルファーには 球を遠くへ飛ばしたり いいスイングをするよりも大切なことが

あります。それは 自分は何ができるかを はっきり分かっているかということです。

もちろん 一定の体力や技術は必要ですが プロになれるレベルならば問題はありません。

実は 体力的なことや技術的なことには ここまで達成できればいい という

終点が無いのです。もちろんそれを目指し 日ごろのトレーニングや

練習をすることは当然ですが 今あるもので しっかり戦おうとする 強い

考え方が無ければ 強靭な体や 華麗なテクニックは役に立たないのです。

もう10ヤード飛ばすことや 回転数のいい球を打つことに重きを置いた練習をする

選手で 結果を出せない人がいます。試合会場や練習場で すばらしい

ボールを打つ選手で シード選手になれない人がたくさんいます。

たぶん 野球や他のスポーツ その他の分野でも同じだと思います。

斉藤君は ストレートだけで勝負するピッチャーではなく 自分の持っているもの全てで

戦う選手です。なんとなく巨人で活躍した 桑田真澄くんを思い出します。

 学生として活躍していた時のコメントと まだ何も結果を出していない

プロ野球選手・斉藤佑樹のコメントの違いも いいですね。とても楽しみです。

2011年01月07日
 一人で戦う 自分と戦う

 昨日 何気なく梅の木を見たら もう蕾が膨らんでいました。寒さは もう少し

続きますが 春という季節が 目を覚まし始めています。人間の感情とは関係なく

規則正しく時は刻まれていきます。

 2011年のゴルフが始まりました。タイで行われる アジアとヨーロッパの代表で

戦う「ザ・ロイヤルトロフィー」です。日本からもアジアの代表として 池田君・薗田君

石川君が そして アジアのキャプテンとして 尾崎直道さんが参加しています。

若い時には どんどん海外の試合に出て たくさんの経験を積むことは 

とても良いことです。回を重ねると パスポートさえあれば どこへでも行ける事がわかり 

飛行機慣れもします。是非 頑張ってほしいです。

 最近 面白いものを見つけて読んでいます。それは 駅などで売っている 夕刊紙です。

一般紙の夕刊ではなく 日刊ゲンダイや夕刊フジです。一般紙の朝刊やスポーツ紙と

見方が違い(少し過激なこともありますが) 報道とは何かを考えさせられる時があります。

その紙上に 私達の先輩である 中嶋常幸さんの新春インタビューの記事がありました。

その中で 「石川君をはじめ 日本の若い選手は もっと海外に出て行き 活躍してほしい。」

というものがありました。賛成です。「活躍するためには 語学はもちろん 文化的な距離を

縮めることが大事である。」 これにも賛成です。 

 どうすれば良いのか。メジャーで勝つためには。10年以上 住んでみて感じたことを

書かせていただきます。残念ながら日本人選手には 人間としての自立が 

もう少し必要な気がします。これはゴルファーだけではなく 野球選手にも言えること

だと思います。ただ 個人競技である ゴルフのほうが より自立心がないと戦えません。

海に囲まれ育った私達は 自分を主張しなくても 平和に暮らせて来ました。逆に

自分を主張しないほうが 仲良くできたのです。しかし 陸続きの国の人たちは

自分を強く主張しないと 相手に攻め込まれてしまいます。環境のせいで 自分を

主張しないことを 美徳としてきた私達は 一人で海外に出て戦うことには 不向き

なのかもしれません。その不向きな日本人が 海外メジャーに勝つためには 何が必要か。

やはり 言葉です。それも通訳や 日本人マネージャーを連れずに 連戦することです。

今田竜二君のように。会話は 話せる人に向かって喋るものです。通訳を介してでは

人と人のつながりは出来ません。つまり対等ではないのです。以前にも書きましたが

ゴルフは スコアを争いますが 本当は スコアではなく 人間力や 人間の意志の戦い

なのです。こんなことがありました。

 プロゴルフツアーの中心である アメリカやヨーロッパでは クラブハウスへ キャディーは

入ることが出来ません。ある試合で グレッグ・ノーマン(当時 世界ランク1位)が 

駐車場から 自分でキャディーバックを担いで クラブハウスに入り ロッカーのところへ

運んでいるのです。こんな強い選手が 何でも自分でするんだ と驚いたことがあります。

こんなことも。1993年の全英オープン。私が駐車場で 練習の用意をしていると 

近くに 小さな日本車が止まりました。中から出てきたのは マスターズで二回優勝している 

ドイツ人のバーナード(日本だけはベルンハルトと呼ぶ)・ランガー。一人で運転を

して来たのです。通訳もいなければ マネージャーもいない。自国のメディアもいない。

日本から出てきたばかりの私にとっては びっくりすることでしたが よく考えると

当たり前のことでした。タイガーも自分で車を運転し スーパーへも買い物に行きますし 

マーク・オメーラも家の前で よく車を洗っていました。

 海外の試合で 日本人選手と 日本人のキャディー・マネージャー・ファミリー そして

メディアの人達という集団を見ていると 異様に感じます。アメリカの選手達の目にも

「やっぱり 日本人だね」と言う感じに映っていたようです。

 一人で何でもすることは 辛い時もあります。しかし それを乗り越えなくては

世界のトップにはなれないのではないでしょうか。グレッグやバーナードのように。

 
-JGTOへ- 
   『メジャータイトルを取るための提言』

  選手の自立や自覚を促進するために アメリカやヨーロッパのように クラブハウスの
 ロッカーやレストランに キャディーを入れないようにする。こんな些細なことの積み重ねが
 選手を 人間として強くしていくのだと思います。

    

2011年01月05日
 パワースポット 1

 2011年も もう5日が過ぎました。テレビで除夜の鐘を聞いた後の 雪の朝より

暖かい朝を迎えています。世の中は どんどんデジタルになって行きますが

元日に運ばれてくる年賀状は 人の気持ちを運んでくるように その人のことを

思い出させてくれます。一年間会えなかった相手でも 繋がっている感覚を持てることは

不思議です。私は お世辞にも 字が上手とは言えないので 手紙を書くことに

積極的になれないのですが 手紙には とても憧れがあります。素敵な字(きれいで

なくてもいい)に出会えると 嬉しくなります。

 お正月と言えば 初詣ですが どこの神社さんへも 大勢の人が足を運んだようです。

昔から 「困ったときの神頼み」と言われるように 良い年になってほしいと たくさんの人が

手を合わせに神社へ行きます。その神社の中でも 昔から有名なところと言えば

三重県にある伊勢神宮ですが 昨年は 『パワースポット』という言葉が流行り 

元気をいただこうと 伊勢神宮への参拝者が 過去最高を記録したそうです。

最近 『日本は景気が悪い』『元気がない』などと メディアが取り上げすぎるので

パワースポットと言われるところへ 若い人を中心に(特に女性) 大勢の人が 足を

運ぶようになりました。私も 伊勢神宮や島根県の出雲大社には行ったことがありますが

背筋が伸び ピンと張った空気が体の中に入り 思わず深呼吸をしたくなるような

エネルギーを感じました。長い時を経て 大きくなった木々や 古くから

繋がれて来た 格式のある建物。100年弱しか生きることが出来ない人間にとっては

畏れ多いもののようです。

 エネルギーを感じるパワースポットは 私にもあります。その場所は うちの旅館の

男湯の湯船の中です。翠泉のお風呂は 庭側に扉のようなガラス戸があり それを開け

半露天のような感じで 湯船に浸かれます。湯に浸かり 外を見ながら 体の中の悪い

ものを出すかのような大きな息を吐くと 感情の波が静かになっていくのです。 

はじめてこのお風呂に入った時も 最高に気持ちが良かったことを思い出します。

20年以上もの間 プロゴルファーをさせていただき ホテル暮らしの多い私は

いろいろなところで お湯に浸かってきましたが 翠泉のお風呂が 一番エネルギーを

いただけます。不思議です。

 そういえば 昨年 私が所属する鳴尾ゴルフ倶楽部で行われた 日本シニア・オープン

ゴルフ選手権では 優勝した倉本さんをはじめ 上位の選手が うちの旅館に

泊まっていました。もしかしたら お風呂パワーかもしれませんね。

2011年01月03日
 とくは 得 特 徳 

 あけましておめでとうございます。本年も 何の分野のことでも 気がついたことを

書かせていただきます。よろしくお付き合いください。

 大晦日から降った雪で 亀岡は雪化粧の年明けとなりました。陽が落ちると 旅館の

庭の木々に当てられた照明の光が 雪の中できらきらと輝いていました。年越しを

翠泉でされた方々には 最高の景色だったようです。

 最近 耳に残る言葉があります。それは「お得です」というものです。テレビの

画面から この言葉を何度も聞きます。本当に欲しいものでもないのに

得をした気分になって 物を購入する人が増え 家の中に一度も使用しない物が

ある人までいるそうです。その上 最近 何でもが安ければ良いという風潮になり 

いろいろなものが 安くなっています。消費者のほうも 少しでも安いものをと 

追い求めています。自分は 損をしたくない 少しでも得をしたいと思う人が増えてきました。

世の中「損か 得か」が物事の基準になっているようで 心配です。

 「とく」といえば この「特」もあります。特別なもの。オンリーワンやスペシャルなど

他のものと別なものを指す時に使います。特別になろうと みんな努力をしますが

オンリーワンになれるのは ごく少数の人や物であって ほとんどは 特別と

いわれるものにはなれないのが現実です。でも 2000年代初めに「世界に一つだけの花」

という歌が流行ったように 人は 自分らしさを見つけなくてはならなくなりました。

他のものとは違う 特別なもの探し。しかし 周りと変わらない自分がいたりして・・・。

どう生きたら良いのか わからない若者が増えているような気がします。

「自分が」とか 「自分は」という 「得」や「特」。

 実は もう一つ 「とく」という字があります。「徳」です。道を悟った立派な行為。

善い行いをする性格。身についた品性。という意味です。最近は あまり

聞きませんが 私達日本人は 先人から 「徳をつむ」という言葉をよく耳にしました。

「自分が」とか 「自分は」のような個人の問題ではなく みんなが幸せになっていくための

行為です。日本人が 人として生きていくために 一番大切にしてきたものです。

 私は ゴルファーをさせていただいています。ゴルフは人生と似ています。

今 ゴルフ界は いくら稼いだか(得) どれだけ飛ばせたかなど どんなスーパーショットを

打てたか(特)ということだけが取り上げられ ルールさえ守り 結果がよければいいと

なり過ぎています。ゴルフのルールブックには ルールとマナーが書かれています。

ゴルフは 一人でプレーするのではなく 一緒にプレーする人がいます。みんなが

気持ちよくプレーをするためのマナーです。「徳」と似ています。ゴルフは遊びです。

たとえこの世に無くなったとしても 人の命に関わることはありません。その遊びでさえ

マナーがなくては 楽しくないのです。

 私達は 「徳」という言葉を もう一度 思い出す時が来たのではないでしょうか。


《おまけ》 

  元旦に うち(旅館)のおやっさん(料理長)が作ってくれたお節をいただきました。

 おいしかった。料理は作った人の人間性が出ます。うちのお節には 嘘がありません。

 すべてのものが お腹の中にやさしく入っていきました。元日にお泊りのお客様の分と

 あと10個のお節のお重。まじめに作ると これ位しか作れないそうです。(何日か

 徹夜もしていました。)来年も 頑張って作ってくれるようです。話は早すぎますが

 興味のある方は 翠泉に ご連絡いただければ・・・。

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