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宮城沖での地震から3週間近くが経ちます。未だ行方のわからない方がいます。
亡くなられた方も 1万人を越え 街の再建にも めどの立たないところばかりです。それでも
水戸の偕楽園では 梅が満開になっています。震災の影響で 今年は開園していませんが
人間の生活には関係なく 梅・桜などの花々は 花びらを広げています。
私達人間は いつの間にかに 地球の中心のような気で 自然を破壊し 欲望のままに
生きていますが 私達の行いをよそに 自然界は 規則通りに時を重ねていきます。
人間が地球をコントロールしているのか 地球上の動物・植物の中の一部が人間なのか。
地震・津波に加えて 目に見えない放射能が洩れていること。無力な私達は
おろおろするばかりです。しかし 2週間が過ぎ 被災している方々の発言や行動
そして 被災されている方を 援助・応援しようとしている日本国中からの動きを
見ていると こちらが勇気づけられます。
海外のメディアが賞賛するように 大きな略奪・暴動が起こらず 避難所での秩序ある
行動が出来る日本人(東北人)。私は誇りに思います。そして その日本に生まれたことを
有難く思えています。
アメリカのPGAツアーに参加するために 1994年にフロリダ・オーランドに引っ越しました。
その時の私は 自分が日本人であるという事に あまり意識がありませんでした。もちろん
これだけ素晴らしい民族だという事も判らず 華やかそうな アメリカの暮らしを
始めました。
それから 12年。日本とアメリカで 半分半分の生活を過ごし はっきり判ったことが
あります。アメリカは 個人の成功を目的に みんなが生きています。
アメリカン・ドリームといわれるものです。その成功は 地位・名声・経済力(お金)を
獲得することです。アメリカの国の成り立ちから考えても 当然のことです。
成功しようとすることは 決して悪いことではありません。しかし 貧富の差や 差別を
産みやすくしてしまいます。そして自然災害や大きな事件が起きると 貧しい人たちや差別を
受けている人たちが暴動を起こします。実はこの事は アメリカだけではなく いろいろな国で
同じように起こります。大英帝国が大航海時代に 領地を広げ始めた頃 支配するものと
されるものとに分かれた頃から 全世界で起こっています。
一方日本は 明治維新まで 海に囲まれ 資源の少ない中 貧しいながらも
人々が共に生きることを 第一に生活してきました。
つまり 自然災害や大きな事件があると みんな貧しいのですから 助け合おうと
したのだと思います。それが私達の国民性になったのではないかと。
しかし 明治維新で 世界の流れに飲み込まれ 私達も成功することを良しとし始めました。
東京などの大都市は 世界と同じになり始めましたが 今回の被災地である
岩手・宮城・福島・茨城には まだ 日本が残っていたのだと思います。
東京など都市圏では 計画停電が行われています。いつの間にか エネルギーは
限りないと思っていました。しかし 今回の福島原発の事故が教えてくれているように
私達の使っているエネルギー量は 大きなリスクのもとに作り出されていました。
24時間 電気は お金を払えば使い放題。本当に必要かどうかも判らず 明るく
照らし続けられる街。寒ければ暖房 暑ければ冷房と スイッチを押すだけ。
便利です。
私達は どう生きたら 幸せを感じ事が出来るのでしょうか。
《おまけ》
江戸・幕末に タウンゼント・ハリスが日本にやってきました。初代駐日大使となり
伊豆・下田にいました。彼の日本人への印象が日記に残っています。下田の町を
「家も清潔で 日当たりもよく 気持ちが良い。世界のいかなる土地においても
労働者(貧しいもの)の社会の中で 下田(日本)におけるよりも 良い生活を送っている
ところは他にあるまい」と。その上 貧しいのに 笑顔が絶えないと。
世界を見渡すと 貧しいは不衛生 そして笑顔が少ない が常識だったようです。
江戸時代の日本は 素晴らしい国だったのかも。
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