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5月に入りました。これから じわじわと暖かくなっていきます。我が鳴尾ゴルフ倶楽部も
茶色いところが少なくなり 緑色にコースが塗り変わってきました。この時期のゴルフ場は
一番難しい季節です。元気な芝の芽が あちらこちらから顔を出し ボールの行く手を
阻み プレーヤーを悩ませます。しかし 季節季節によって プレーヤーの知恵や工夫を
必要とされることがゴルフの楽しみなので その点で言うと鳴尾は最高のゴルフコースです。
タイガーの登場以来 ドラーバーで300ヤードを飛ばし セカンドショットで スピンのかかった
ボールを打ち 長い時間をかけてパットのラインを読み バーディーパットを入れる。
こんなゴルフが今の主流です。良いのか 悪いのか。
先週 日本の女子ゴルフツアーで 不動さんが 今期2勝目 通算50勝を飾りました。
怖いもの知らずの20才前後の選手達が 次々登場する中で 昨年2勝。今年も
3試合出場して 10位・優勝・優勝。すばらしいという言葉しかありません。
彼女は「練習の虫」として有名ですが 本人いわく「会社員の人は 毎日8時間仕事を
するのだから ゴルフが仕事の私は 8時間練習するのは当たり前です」と。
口で言うことは 簡単ですが 毎日続けることは 大変なことです。たぶん彼女の事
ですから 残業もしっかりしていると思います。それをずっと続けてきたことが 今でも
結果を残せる理由です。
男子の中日クラウンズは 最後まで 力のある選手達が優勝争いを繰り広げて
いましたが ブレンダン・ジョーンズ選手が 日本での10勝目を挙げました。昨年
最終日に58のプレーをし 逆転優勝した石川君は 今年も最終日の大爆発を
期待されましたが 最終日は パープレーで12位で終わりました。
関係者だけではなく ファンの方々も そして どこかで石川君も 「また」と期待
していたと思いますが 同じことは起こりませんでした。
このことに関係することを 少し お話したいと思います。
昨年の石川君のプレーは トップに追いつくことだけを考えプレーしていたと思います。
バーディーを取り 次もバーディーと 次の事しか考えず 途中本人は バーディーを
何個取ったか はっきりわかっていなかったのでは?と。つまり 済んだことを忘れて
次に何をするかだけを考えていたということです。
今ここで 自分がすることに集中できていたのです。50台でプレーをするなんて
頭の中のどこを探しても無かったのです。
しかし今年は 昨年58でプレーをした自分がいます。バーディーが続くと 今年もと
58を意識し 積極的に攻めていきます。昨年と同じような積極的なプレーでも
58をもう一度と思ってするプレーと 今最高のプレーをしようとするプレーでは
成功した時は良いのですが ミスをした時に頭に浮かんでくることが違います。
昨年は ミスをしても 次に切り替えがしっかり出来ていました。ミスしたことを
すぐに忘れて これからすることに集中できていました。
今年は 比較する昨年があります。ミスをした時に 昨年よりも切り替えが
遅くなるのです。
このことは 石川君に限ったことではありません。若い時 青木さんに
「ミズ! いつまでも引きずってるんじゃないよ」と 私のプレー後のスコアカードを見て
言われたことがあります。若い頃の私は バーディーをたくさん取るが ボギーも
連続して叩いていました。この連続しているボギー見て ミスしたことを いつまでも
考えているな と言われたのです。
済んでしまったことは 変えられないのだから これからすることに集中しろ という
アドバイスでした。実は このことは 悪いことだけではなく 良いことにも言えるのです。
「過去の栄光にとらわれて・・・」という言葉があります。
悪いことに引きずられるのと同様に 良かった時の事が忘れられない。これから
することだけに集中できなくなっているのです。
上手く行かなくて 「そんなはずじゃない」なんて思ったりして。「前は出来たのに」
「昔はこうだったのに」って。
昔 何かの本に書いてありました。ゴルフが上手くなるには 『忘れる』ということは
大事なことである。つまり 目の前の事に集中することが大切であると。
メジャーで何勝もした人も 50勝をした人も 58でプレーした人も どんな人にとっても
それは今までの事であって 来週のトーナメントは また イーブンパーからのスタート。
全員がイーブンパー。トップタイからのスタートです。
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