水巻ブログ
2011年11月24日
 出すぎた杭は打ちづらい?

 11月も あと一週間。うちの旅館の紅葉も ピークを迎えようとしています。今年は
暖かい日が続き なかなか紅くならず 紅葉しかけたら 木の先の葉から 枯れ始めて
しまう もみじもあります。気象の変化は いろいろなところで感じます。

 昨日 立川談志さんがなくなりました。落語界という組織の中で 思ったことを口に出し
異端児として 大活躍してくれました。大好きな噺家さんでした。今までの芸人さんの
かたちを破り 立川談志という形を作り出しました。

日本には「出る杭は打たれる」という言葉があります。優れて 抜け出ている者は
とかく憎まれる。また 差し出て振舞う者は 他から制裁される。のたとえ として
使われます。

この出た杭は 打たれやすい低いものであれば 簡単に打たれてしまいますが
打つことが出来ないくらい高い杭ならば 形として残ります。談志さんは 高い杭だった
気がします。

しかしこの高い杭も 初めから高いものではありません。少しずつ出て どんどん高くなって
いきました。低い時には たくさんの攻撃を受けますが たくさんの批判を受けながらも
結果を出し 高くなっていきました。自分の意志を貫くためには たくさんの人が 離れていく
こともありました。

 人は抜きん出た高い杭を 評価してくれますが その高い杭自身は 下を眺めると
誰もついてきてくれていないことに 気がついたりして・・・。

高い杭(大きな夢)を目標に生きていくことは すばらしいことですが 一緒に寂しさも
ついてくるのかもしれません。

  《おまけ》

  談志さんの旅立ちには ドクター・スランプのがっちゃん等の ぬいぐるみ達が
  お供したそうです。

2011年11月22日
 世界に広がるゴルフ

 一日の内の明るい時間が どんどん短くなっています。朝6時は 真っ暗です。夕方も
4時を過ぎると 車のライトがつき始めます。日本のゴルフのトーナメントも あと2試合。
2011年のシーズンも終わろうとしています。

 今年の日本の賞金王争いも シニアツアーはキムジョンタク選手。女子ツアーはアン・
ソンジュさんに決定。残る男子ツアーも べ・サンムンくんで決まりそうです。
すべてのツアーで韓国の選手が賞金王。韓国選手のレベルは 年々アップしています。
この現象は 日本だけではなく 世界中で 韓国の選手達が頑張っています。

先週行われた プレジデンツ・カップにも インターナショナル・チーム12名のうち3名が
韓国選手でした。日本からは 石川君だけ。オーストラリア:5人。南アフリカ:3人。
韓国:3人。日本:1人です。10年以上前から 韓国の女子選手は 世界で活躍して
いましたが 今は 男子も頑張っています。

 以前にも書きましたが この事は 自国に大きなツアーが無いため オーストラリアや
南アフリカ・韓国のゴルファーは 海外で戦うしかなく 選手は自然とタフになり 世界で
強くなっていきます。日本の選手達も 海外で戦ってほしいのですが 若い・強い選手達が 
海外へどんどん出て行くと 日本のツアーは盛り下がっていきます。サッカーのように。
代表戦はテレビで放映されますが Jリーグの放映が少なくなっているのと一緒です。

日本ツアーに出て 海外の試合にも出れば という意見がありますが 地理的に日本ツアー
と海外ツアー(アメリカとヨーロッパ)の掛け持ちは 移動の負担が大きすぎます。
アメリカ・ヨーロッパ間は 5・6時間ですが 東アジアと アメリカ・ヨーロッパへは 10時間
以上の移動が必要だからです。実際 フロリダに住んでいた時 日本へは15時間以上
かかりましたが ロンドンへは5時間。これを一年間続けると ゴルフどころでは
無くなるのです。日本の選手に もっと世界で活躍してほしいのですが 日本ツアーも
盛り上がってほしい。難しいところです。飛行機のスピードが上がり 日本とアメリカの
移動が5時間をきれば ルーク・ドナルドのように アメリカ・ヨーロッパの両ツアーで
活躍する選手が 日本からも出てくると思います。

 プレジデンツ・カップの話に戻りますが 1994年に始まったこの大会。日本からは
渡辺司さん・尾崎将司さん・尾崎直道さん・丸山茂樹君・石川遼君の5人が
出場しました。実は 私にも1994年の第一回大会の時 選出されていたグレッグ・
ノーマン選手が 試合の週の月曜日に体調を崩した為 急遽 出てくれないかと
電話があったのですが 日本でその週の試合にエントリーしていたので お断りしました。
前週に依頼があったら 行ったのですが 残念でした。

この試合は ライダーカップ(アメリカ対ヨーロッパ)に出られないオーストラリアや南アフリカ
の選手達の声で始まった大会です。始まって20年近くが経ち 盛り上がっています。
1927年に始まったライダーカップ。当初は アメリカとイングランドの対抗戦でしたが
ゴルフがどんどん広がり ライダーカップが 1979年から アメリカツアー対ヨーロッパ
ツアーに そして アメリカツアー対インターナショナルツアー(プレジデンツ・カップ)も開催。
ゴルフは 世界に広がっています。

  《疑問》 

  どうして 何でも アメリカが中心なのでしょうか?

2011年11月18日
 道具の進化

 11月も終わりに近づき 街には シクラメンの花が目立つようになって来ました。
早いもので2011年もあとわずか・・・一年が過ぎようとしています。

 今年も シニアプロとアマチュア(JGAハンディ・キャップ保持者)が 一緒に戦う 
のじぎくオープンが 15日・16日の二日間 大阪・よみうりカントリークラブで行われました。
初日に5アンダーで トップに立った私でしたが 2日目はスコアが伸びず シニアプロの部  
の3位で終わりました。

昨年は アマチュア2000人が予選から参加し 90人が本戦出場を果たしましたが 
今年の予選からの参加者は 3000人を越えたそうです。
来年は 太平洋ゴルフ倶楽部六甲コースで行われる予定です。
日本ゴルフ協会(JGA)の ハンディ・キャップを持っている アマチュアのゴルファーなら
誰でも参加できるので 興味のある方は調べてみてください。

 実は今回の試合で 試してみたことがあります。それはボールです。
現在私は タイトリストの「V1」というボールを使っています。今までの 私の考えは
道具というものは 慣れるということが大切なことで 新しいから良い という考え方は
していませんでした。ゴルフというスポーツは 同じ事を繰り返せるということが 良い選手で
ある という考え方があったからです。新しいクラブやボールは 試すことは試しますが
余程 私をびっくりさせてくれたもの以外は 同じものを使い続けてきました。

しかし 飛ばしに喜びを感じるようになった私は 道具へのこだわりを捨て「飛ばすためには」
という視点で 道具を考え始めたのです。もちろんアプローチやパッティングに使う道具は
慣れが必要なので 新しいものへ飛び移ることは 難しいのですが ドライバーとボールは
考える余地があることに気がつきました。

今回の試合では 初日と二日目のボールを変えてみました。タイトリストのボール(プロ
が使っている)には2種類のものがあります。「V1」と「V1x」です。初日は「V1x」。二日目は
「V1」。「V1」は 飛距離よりもコントロールを重視。つまり低弾道でスピン性能が高い。
「V1x」は 高弾道で距離を重視。ボールを止める時には スピンよりも高いところから落ちる
事を利用して止めるというものです

使った結果は 飛距離はあまり変わりませんでした。かえって 飛ばないだろうと
思っていた「V1」のほうが 飛んでいたホールもありました。以前 練習ラウンドのときに
「V1x 」のほうが 15ヤードほど飛んだことがあったのですが(現在とは違ったシャフトが
ついたドライバーを使用) 今回は変わりませんでした。

 しかし 今回のことで分かったことがあります。一つは シャフトとボールのマッチングは
私が思っている以上に 飛距離に関係すること。現在使っているドライバーには
「V1」がいい。しかし シャフトを変えたら 多分「V1x」のほうが飛ぶ。
そして もう一つ。これは アマチュアの人にとっても大切なことです。「V1x」は 「V1」よりも
曲がらないということです。これほど違うことに 私は 今まで気づきませんでした。
大きく曲がるゴルファーの方は ボールを変えることも考えてみてください。

このように書くと 「V1x」のほうが良いように聞こえますが ゴルフのスタイルによっては
「V1」のほうが良い人もいます。100ヤード以内のコントロールを大事に考えている人です。
つまり 自分のゴルフスタイルにあったボールを見つけることが 大切だということです。

 これからのゴルファーは ゴルフの技術を磨くことも大切ですが 自分に合う道具選びを
することも 上達への道です。

2011年11月14日
 メジャーに勝つ

 お昼を過ぎて やっと日差しが出てきました。京都・亀岡は 朝早くから 霧に包まれ
気温も10度を下回り 初冬らしくなってきました。このところ暖かい日が多く もみじも
いつ紅くなろうと迷っている様子でしたが 霧の中で 少しずつ変わっていきそうです。

 先週のゴルフ界は 若い力の爆発でした。女子の優勝は 21歳の藤本麻子さん。
アマチュア時代から 期待をされていた彼女が やっと勝ってくれました。
男子の優勝は 東北福祉大2年生の松山英樹くんが アマチュアとして 経験豊富な
谷口君や今年のマスターズチャンピオンのC・シュワーツェル選手 現在 賞金王レースを
リードするべ・サンムン君を抑え優勝をしました。それも最終日最終組で 40歳を過ぎ 
力のある谷口君と 一緒にプレーをし 争い 勝てたことは素晴らしいことです。

 5年前まで 日本のプロゴルファーは 心の中では『メジャーに勝ちたい』と思っていても 
口に出す選手はいませんでした。その5年前 石川遼くんがアマチュアで プロの試合で
優勝し 「メジャーに出たい」というコメントをしたとき アメリカの子ども達を見てきた
私は 彼に「メジャーに出たい」ではなく 「メジャーでで勝ちたい」と言うように
アドバイスをしたところ 彼は 小さい頃から思っていたことを 口に出すようになりました。 
その彼の影響で 今の20歳前後の子ども達は 「メジャーに勝ちたい」という言葉を
自然に話すようになりました。

この事は とても良いことです。世界のトップを走る タイガーの目標は ニクラウスの
メジャー優勝回数を破ることです。つまり 世界で戦っている選手は メジャーの試合に
出ることは当たり前で 勝つ事を意識してプレーをしています。

優勝した松山君は もちろん今年のマスターズでの経験も大きいですが 自分の目標を
しっかりと見据え 自分のできることを 堂々とプレーをしていました。さすがの谷口君も
彼を認めたようです。これから たくさんの誘惑があるでしょうが 自分の目標に向かって
一歩一歩 進んでほしいです。大学も卒業し それからプロになることを薦めます。
学生として 学ばなければいけないことは ゴルフにも 人生にも たくさんあります。
大学4年間の 2年生の立場と4年生の立場なども 経験しなくては分からないことです。

「メジャーに勝つ」大きな目標に向かって これからも努力してほしいです。そして松山君に
続き同じ世代だけでなく 上の世代・下の世代も 大きな目標を持ち 頑張ってほしいです。

  《タイガー情報》

二日目にトップに立ったタイガーでしたが 三日目に3オーバー。それでも
最終日に頑張り 2打差の3位で終わりました。来年への期待が高まります。
 

2011年11月12日
 温めてくれるもの

 昨日は雨の一日でした。冷たい雨です。今の時期の雨は 寒さを一層感じさせます。
体も この雨で縮こまっていきます。寒くなると やはり温泉です。温泉に5分浸かると
通常のお風呂で 25分温まったのと同じ効果があるそうです。
ゆっくり温泉に浸かり 温かくなったところで 冷たいビール。そして夕飯の時は 熱燗。
日本人でよかった。

 20世紀の私達日本人は 金銭欲や物質欲を満たすことを目標に生きてきました。
お金を稼ぎ 家や車を買い アメリカやヨーロッパに憧れ 海外旅行をし ブランド品を
買い求め 自分達の欲を満たしてきました。しかし 21世紀になり10年が過ぎ
経済といわれるものに 限界を感じ アメリカという国が なんとなく怪しいものに
見え始め ヨーロッパでは経済・資本主義なるものが崩れ始めています。

食べることも大変な時代には 経済の成長は体を温めてくれますが ある程度
経済成長をすると 経済が成長したからといって 人間が幸せ感を味わえるかというと
そうでもない気がします。

人間 みんな幸せになりたいです。ニコニコしていたいです。嬉しい時間がたくさんあって
ほしいです。悲しい辛い時間は 少ないほうがありがたいです。こんなことを考えて
いると お金や物が 私達を喜ばせてくれる時間は ほんの一瞬のような気がします。
私達人間の心を あまり温めてくれてはいないようです。。

温めてくれるものは何か?それは多分 自然だと思います。自然の柔らかさ
やさしさ。日本には 四季があり どの季節も 私達人間を 幸せな気持ちにさせて
くれます。もちろん 人間も その自然の一部です。その人間の 思いやりや
やさしさ いたわりが そばにいる人たちを温かくしてくれます。
つまり 季節感のある地域に住み たくさんの人に囲まれて生きていくことが
人間を温めてくれるのだと思います。

もちろん 日本の季節の中には 厳しい冬もあります。しかし 必ず 花が咲く春が
来ます。その厳しい冬にも 日本人は 温泉に入ることや お鍋を囲んで みんなで
楽しく過ごすことなどで 一緒に仲良く生きてきました。

「温泉に入ったら 温かいだろうなぁ」なんて考えていたらこんな話になってしまいました。

 話は変わりますが 今週オーストラリアで行われている オーストラリアオープンゴルフ
選手権で 予選2日間が終わり 先週会った タイガーがトップに立っています。
優勝できるかどうかは 日曜日のお楽しみですが やはり 会った時に感じたように
彼から ヘンなものは取れたようです。来年は メジャーで勝ってくれると思います。

友人が ゴルフで頑張っている姿を見ることも 私の心を温めてくれるものの
一つであるようです。

私も 顔晴(がんば)らなくては!!!

2011年11月07日
 新しい年へ

 いつの間にか 街を半袖姿で歩く人はいなくなりました。11月に入り 一日一日
日が短くなり 冬に近づいています。2011年の日本のシニアツアーも終わりました。
キム・ジョンタク選手が初の賞金王になり 私は10位という結果に終わりました。

先週の富士フィルムシニアチャンピオンシップでも 最多バーディー賞を取り 1年間
積極的にプレーが出来た年でした。特に 今までのゴルフ人生では挑まなかった
飛ばしにこだわり「1ヤードでも前に」という気持ちでプレーできたことが
1年間 楽しくできたことに繋がったのだと思います。
そしてその積極性が ロングホールでのツーオンの数が増えたことにも影響しました。

その飛ばしの方法ですが 今までレギュラーツアーではしなかったことをしています。
例えば ドライバーショットの時。以前は 左手をしっかり握ってスイングしていましたが
今は 左手は昔の10分の1くらいの力でしか握らず 右手で思い切って振っています。
初めの頃は大きく曲がり 試合でもOBがたくさん出ましたが 今は良くなっています。

以前に比べて 飛ぶ時は20ヤードくらい違います。飛ぶとゴルフは面白いです。
(アマチュアの人と一緒です) そしてボールも高く上がるようになりました。
来年は 300ヤードに挑戦です。楽しみです。

 先週の火曜日。久しぶりに タイガーに会いました。テレビマッチのため 兵庫県・
マスターズゴルフ倶楽部に来ていたのですが その時に会えました。
5分くらい 二人で話すことができました。私がアメリカから帰ってきて(2006年)
から 彼にはいろいろなことがあり 心配していましたが いい感じに戻っていました。

アイル・ワースから引越し マイアミの少し北に住んでいるようです。「海が見えてとても
いいところだよ」とも言っていました。「子ども達とも会えるし もう大丈夫だ」とも。
安心しました。いいプレーをしていた頃の 彼に戻っています。
後は パッティングの調子さえ戻れば またメジャーを勝ってくれると思います。

それにしても 相変わらずの忙しいスケジュールでした。10月31日の夜に日本に
入り 11月1日の朝からマスターズゴルフ場倶楽部。午前中は 女子プロとのテレビマッチ。
昼からの2時間は アマチュアとラウンド。(1ホールにつき4名。36人のアマチュアと) 
2時半から テレビの撮影30分。その後 ラウンドしたアマチュアの人たちのパーティーに
30分。その足で空港。シンガポールへ。そしてその後 オーストラリアで試合。
タイガー・ウッズ。大変です。
それでも彼は 笑顔でファンと いつでも接しています。凄いことです。

2012年の 彼の活躍が 楽しみです。

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